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2009年7月26日 (日)

その後は、どうなった?

 相変わらず、ダイエットとか美容整形の番組は高い視聴率を獲得出来るみたい。
 これらの番組では、番組で行った施術、プログラムの前後で、どのように変化したか?を映像的に比較することで視聴者に効果の程を大きなインパクトで与えている。

 ダイエット前後での風貌の変化が大きければ大きいほど注目が高いというのも頷ける。そして、これらの症例は、番組の編成上、短期的な効果での変化を紹介しているモノが殆どである。長くても半年程度、半年前と今とで、これだけ変わったよ?って話ばかりである。

 しかし、興味があるのは、ダイエット後、その後どうなった?という部分である。

 番組の取材対象としての取り組みでは、それ自体がモチベーションとなるけど、放送後は、番組からのサポートも何も一切無くなるのだ。方法論的にも、様々な方法がある。運動メインの方法、物理的外科的施術による方法、、、、様々だが、放送後は、運動を行ってきた環境の全てが失われる。外科的手法も一度きりのモノ。そのような状況で、取材対象となった人々のその後はどうなっているのだろうか?

 最近の記事では、ダイエットは簡単だが、その究極的目標とは、ダイエットが不要なコンディションを平常状態として保つ生活の改変であり、そこに無理があれば続けれないということを掲載しているが、ダイエットを変化として捉えれば番組での取り上げは悪くないけど、その後の安定度、新しい平衡状態への移行を以てダイエット完了と捉えれば、変化の過程を中継するだけのダイエットっていうのは、決して良い事とは言えない。変化を保てtずに、元に戻るリバウンドが在るとすれば、その変化自体が、モルモット的な取材対象には、肉体的、精神的に大きな負担を強いているのは間違い無いのである。

 視聴率を取るために番組を製作するのは悪くないが、視聴者にとっても本当に知りたいのは、何年か前の取材対象の人達のその後では無いだろうか?

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