« 会話は記憶の引き出しだ。 | トップページ | 風 »

2009年7月20日 (月)

超繊細!

 本日、オ・モイヨWWで強風の中、最高速度で追い風だけど59km/hに迫る速度で走って帰還中、携帯電話のコール、、、、なんだ?すると、ニシダサイクルの店長さんからの電話、、、『ホンジョのテスタッチ・ロードフェンダーが入荷したよ!』とのこと。

 バックオーダーで発注して二ヶ月待ちだが、遂に入荷である。早速、ニシダサイクルさんに引き取りに出掛け、持って帰って装着である。

 アルミのフェンダー、定価で一万円程だから、今の常識から言うと相当に高価な泥よけである。モノは手作り感溢れるアルミのバフ仕上げフェンダーだ。これにアルミステー、だるまネジで装着するもの。このフェンダーは23C以下の700Cホイール用で、スモールアーチに装着可能というのが売りのフェンダーだが、これを、元々超タイトな小林ロードフレームに装着する。
 如何に、ロードフェンダーとは言っても、こんなフェンダーはカーボンフレームには似合わない。似合うのはホリゾンタルのスチールフレームに限る。

 しかし、この細身のフェンダーは、似合うフレームが相当に限られるモノ。それで選んだのが、小林フレームだが、このフレーム、フロントホイールとアンダーチューブのクリアランスは15mmも無い。13mmってところ。リアホイールとシートパイプの隙間も似たようなモノである。これにフェンダーを付けるのだ。

 実際に合わせてみると、、、、フロントフェンダーは非常に厳しい。フォーククラウンの下に隙間はあるけど、フェンダーステーがブレーキピポットと距離が合わない。フェンダーの想定以上にフレーム側がタイトである。それで、フォーククラウン下のフェンダーは凹ませて対処。そして、フェンダーのハンガーステーをシムを噛まして調整して装着。かなり難易度の高いフェンダー装着だ。
 しかし、その甲斐あってか、タイヤトレッドエッジとフェンダーエッジの隙間は5~6mmという超タイト。そして、フロントフェンダーとアンダーパイプの隙間は5mmである。ウルトラタイトだ。

 次、リアフェンダー、こちらはフロントほどの難易度は無い。しかし、ロードエンドの調整範囲で、ホイールを相当に前方に寄せないと厳しい。前方に寄せるというよりも、下方にずらすという意味である。そうしないと、リアブレーキ下でフェンダーとタイヤが干渉する。
 タイヤトレッドエッジとフェンダーエッジの隙間はこのままでは3mm以下、走ると間違いなく干渉しそう。
 それで、こちらもフェンダーハンガーのステーの取り付け角度を変更して、ホイールを限界迄下で固定してタイヤトレッドエッジとフェンダーエッジの最小間隔を5mmとして装着。結果、、、、ウルトラタイトである。

 この隙間というかクリアランスで組み上げる。超・繊細である。これぞ、趣味の一品、スポルティーフである。
 これにNITTOのクロモリ薄肉パイプキャリアをフロントマウント、灯火はヤジロベーにナショナルの探検ライトである。1980年頃の軽快旅行車そのものだ。格好良すぎ。
 今のインダストリアルロードレーサーには、こんな風合いは絶対に出せない。全く異なるベクトルの上での存在だ。

 最後の仕上げは、犬印鞄製作所にオーダーしているフロントバッグだ。これが届くと完璧だ。

 我が家のスチール三兄弟?、長兄はレイノルズ531パイプで組まれた小林ロードをベースとしたスポルティーフ、、、ただ、そのスケルトンは相当にハードでTT系バイクに近いモノ。羊を被った狼的なビンテージバイク。最高である。

 次男はミドルレンジのBSテーラーメイドのロードフレームをベースに組んだTTロード、末弟は海野D2×D2パイプに1973年式、ユーテクティック法で組まれた片倉シルクR1のピスト、、、、三車とも異なる構成。自己満足、最高潮である。

|

« 会話は記憶の引き出しだ。 | トップページ | 風 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 超繊細!:

« 会話は記憶の引き出しだ。 | トップページ | 風 »