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2009年7月 8日 (水)

話題の育児

 脳科学おばあちゃんの育児が話題である。
 テレビで取り上げられて視聴率も相当なモノ。そして、その実績とキャラから注目も高い様子。

 確かに、おばあちゃんの経歴も、だんなさんの経歴も申し分なく、お子さんの実績も完璧で、天才は作れる!って事も確かかも知れない。

 ただ、これに集中する親の心理だけは、今一つピンと来ないというか、教室に通っても同じ成果には到らないのでは?というのが正直な感想。
 天才子供の紹介番組は歴史上色々みたけど、その行く末がどうよ?っていうと、必ずしも、天才に見合った成長を遂げたか?も知らない。

 子供の成長において知識の吸収速度が速く、早い段階での学力習得が出来たとしても、到達したところが同じなら、別にイイのでは?というのが自分の考えである。早い成長には回り道させない事が道理かも知れないが、回り道故に、それが回り道と自覚する回路を生むかどうか?は、回り道しなければ判らないのも事実。

 遅くても、回り道しても、何でも良いから、結局は、意志を発揮するのが大事だと思うと、育児には子供なりにほったらかしが一番か?とも思うのである。ほったらかし+疑問に応える事だけで十分では無いだろうか?

 言えるのは、育児において、己の生活環境や経歴から、脳科学という分野に育児の方法論を見つけ、それを実践しようという発想に到った事実自体であり、その方法論を発想したがために、育児で遭遇する様々な対応を、自分なりの判断で行動した結果が今のおばあちゃんの意識の筈である。
 つまり、自分で閃いて実践したから得た成果とも言う。

 この成功体験は、その経歴や経験から生みだした自発性に最大の成功理由があり、それなくして、伝聞や指導だけでは、日々遭遇する予測出来ない対応でおばあちゃん通りの対応が出来る筈が無いのである。言わせれば、経歴や経験、知識が全て異なって、それに依存したいという依存心が最初に来る様な親には、同じ結果が得られるか?というと、それはチョット違うだろうという思いが強い。

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