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2009年7月 5日 (日)

ベストセレクション?

 自転車の便利なところは何?っていうと、手軽さ、機動性である。そして、不便な所は何?っていうと、天候に左右される事。冷静に考えて、自転車を実用という意味で使う時、自分にとって、場所と車種の選択で良いのは?って考えてみた。

 まず、通勤である。通勤っていうと、実は大事なのは何か?社会人としてであるが、、、、それは、通勤途上における災害等リスクも考えればだが、通勤途上災害っていうのは原則、勤務先に報告義務を負うのは何処でも一緒。つまり、通勤途上に起こりうる災害リスクを考えると、通勤手段を勝手に変更するのは褒められた大人の対応とは言い難いのである。
 仮に、自転車通勤基本で雨が降ると自動車通勤というのは、ホントはナンセンスなのだ。自身、管理職として管理する時に、自転車通勤者がオートバイ通勤に変更した時に鍵って事故を起こすという事例に遭遇したこともあるが、そういう事故報告での教育内容では、勝手に通勤手段を変更しない事!っていうのを厳格に通達した事がある。
 そんな万が一の事を考えて、仮に自転車通勤を!っていうならば、自転車通勤が基本で、それが適わない二番手としては公共の交通手段を利用するという心構えが大人には必要ではないか?と思ったりする。
 それ故に、通勤での自転車通勤では、TPOに応じて単車、原付、四輪という使い分けが勤務形態で許されるかどうか?それを考える事も大人の責任と言える。

 そう考えると、天候リスク等を踏まえれば、自分の場合は四輪を通勤手段として選んでいる。通勤というのは、定刻通りに出社出来るというのが大事であり、天候リスクを踏まえ、定時制が確約し辛い交通手段は選ばないのが自分の考えだ。
 今の通勤距離が5~6kmで信号は数える程しか無いという状況では、自転車も捨てがたいが、天候による変動要素、出社に必要な荷物等を考えると四輪が便利なのである。

 まぁ、それでも場合によっては自転車を選ぶのは人次第であり、その価値観を否定する事は無いが、仮に、自転車を通勤で使うという状況を考えてみた。先にも述べた様に自転車のメリットは機動性であり、それを通勤という移動に当て嵌めると、装備する時間を含めた実質所要時間が他の交通手段に対して優れるかどうか?が鍵のように思う。事実、自分の場合、四輪なら10分、自転車では、、、、45分という状況なのだ。
 自転車の場合、用いる自転車と走るエリアによって時間が大きく変化するのが特徴である。勤務先が市街地にあるか、郊外の工場とか研究設備にあるかによって、これまた大きく選択肢が変わるのもあるだろうが、最近の自転車ブームのせいか知らないが、市街地でサラリーマンのロードバイクでの通勤が非常に目に付く。そこで、市街地が果たしてロードバイク通勤に適しているか?を考えてみた。切っ掛けは、ここ最近、昼休みに市街地を中心にポタリングしてからだが、、、、

 するとどうだろう、、、、市内は異様に信号が多く、歩道に自転車通行域が整備された場所も少なくない。車道自体が自転車通行を考慮されていない場面が非常に多い。
 結果、歩道内の通行帯を走るのだが、、、、歩道は結構起伏が多く、歩道自体がインターロッキング調であり細かい凹凸が多い。更に、横断歩道毎の歩道からの出入りでは10mm程度の段差が付き物なのである。信号の多さ、走行域の凹凸、、、、これでは、自転車にとって快適とは言い難いもの。そんなエリアを快適に走れる自転車は?っていうと、高圧タイヤはNGだし、ストップアンドゴーの連続ではビンディングは有り得ない。太いタイヤにアップライトな姿勢、こういうのが基本になる。
 少なくともロードレーサーは有り得ない。逆に、こういう状況では、走り始めると停まりたくないロードバイクを乗るということは、心情的に交通ルールを超越したくなる気持ちも判らないではない。

 それでも、好意的に解釈して、郊外の団地から市街地に通勤する状況で、河川沿いをロードバイクで時間を稼ぐのに適しているか?と思うのだが、残念な事に、河川沿いの自歩道は、通勤者、通学者の縦横無尽かつ進行方向が雑多乱れ、並進走行も普通に行われるデンジャラスゾーン状態なのだ。当然、こんな状況ではロードバイクが快適に走れる筈なんぞ有り得ないのである。整備された自歩道に対して、利用者が剰りにも多く、無秩序ぶりが極致に達しているのが現状なのだ。

 今、時代はエコ、節約、健康をキーワードで自転車が注目を浴びているが、実態として快適に使える状況か?というと、今一納得出来ない状況が多いのが現実だ。

 今、自転車を日常生活に利用するというと、やはり都市無い移動手段として歩行者と同列に扱われているのが現状であり、そういう状況では、コミュータータイプの自転車こそが使いやすいのかな?というのが正直な感想だ。
 泥よけ、スタンド、鍵は必須。積載能力を重視してカゴ、キャリアも必要か?というのが冷静な意見である。

 今、昼ポタを折り畳みのDAHONのスピママ号で行っているが、同じコースをラングスターとかロードバイクで行えるか?というと、やはり選ばないなぁ!っていうのが正直な意見。

 更に思った事、、、、それは、20インチ、406HE仕様のスピママ号。タイヤはマラソンスリックで1.35幅、ハンドルはフラット、キャリア、泥よけ、スタンド、鍵、マジ軽ライト付きの自転車、総重量は15kgオーバーなんだが、、、、これが結構速い。猿候川沿いの空いた道路では35~40km/hで走り続ける事も出来る。信号のタイミングで絶対に単独走行となるトンネル内では50km/h近くで走る事も出来る。そして、市街地の歩道区間でも太いタイヤで快適、、、、、全然、不足も不満も無い。っていうか、細い高圧タイヤがトレードマークなロードとかピストって必要?って印象なのだ。フロントがシングルでWガードがついているからギアにズボンの裾を噛み込む心配さえ無い。

 街中はDAHONが最高である。

 余談だが、車もバイクもホイールがカバー無しで露出したらアウトである。フォーミュラ(F3000)モドキの公道走行車両もフェンダーが着いている。どうして、自転車はタイヤ剥き出しが許可されるのだろうか?不思議である。
 更に思うのは、走る場所が限定される固定シングルのピストが持てはやされる理由も解らない。ギアが一枚ということは走る場所が限定される。固定ギアってことは基本、曲がらないということ。なのに、市街地で使うのは意味不明だ。

 市街地では、車のトランクからパッと出してコミューター的に使える折り畳み自転車がベストかな?っていうのが個人的な感想でのベストセレクション。

 

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