二輪車のブーム
二輪車のブーム、、、、っていうと、
1970年代のジュニアスポーツ車ブームからロードマン、ユーラシアといった自転車が流行した時代だろうか?1970年代初頭のジュニアスポーツ車は当時の小学生10歳前後のムーブメント、1970年代後半のロードマン、ユーラシアっていうと当時の中高生が引っ張ってきたムーブメント。そのブームの牽引がサイクル野郎ってマンガだろうか?
その後、1980年代に入ると自転車ブームは沈静化して、ブームとなったのがスポーツゼロハンでAR50~MBX50、ガンマ50といった時代。1980年代初頭の高校生だ。この世代が1980年代半ばのレプリカブームを形成している。
で、ブームの牽引が『あいつとララバイ』、『バリバリ伝説』だろう。
1990年代に入ると、レプリカブームは去ったけど、それはブームを牽引していた世代が就職、結婚、育児と忙しくなったから?
1990年代後半で、その世代の生活が落ち着きを持って、更に、免許制度の改定からブームになったのが教習所で大型二輪免許を取って重量車ってムーブメント、時にして、ブーム形成世代が30代となっている。
そして、2000年代半ばでは、その世代の関心が健康にシフトして、大型二輪車から自転車に回帰し、今のスポーツサイクルブームを作っている、、、、そんな印象。
二輪車のムーブメントは勝手な想像だが、1960~1965年生まれの世代が作っているように感じる。というか、この世代が昨今の日本の消費ムーブメントを形成しているようにさえ見える。
そう言えば、数年前のアラフォーって言葉の生まれた時、十数年前の29歳ってキーワード、昨今のトレンド傾向、、、、全部、高度経済成長世代向けの印象だ。
この仮定が正しいとすると、この世代の二輪車への関心は単車でも自転車でも持続期間は5年程度。1975~1980年頃がサイクリングブーム、1982~1987年頃がレプリカバイクブーム、1995~2000年が大型二輪免許ブーム、2005年~がスポーツサイクルブーム、、、、とすると、今のブームは既に終焉期かな?って気もする。
どの時代でも周辺世代からもブームに乗ってくる人は居たけれど、その世代と、周辺世代、特に、若い世代とは考え方が違う印象。この世代の前後で、日本人の資質も変わっているように思うし、成長する時代背景も違っている。勿論、受けてきた教育指針も変わっている。そんな印象。
この世代の関心は、自転車から次のステップに移る直前かな?って印象。さて、どうなるだろうか?
因みに、単車ブームの時代、年間300万台~400万台が売れた。今40万台以下で全盛期の1/10って状況。当時、買い換えスパンが如何ほどか?知らないが、その購買力を担っていた層が、今の高級ロードバイク市場を活性化しているのでは無いだろうか?この金遣いの荒い層が何処に向かうか?これが、ブームを作っているようにも思うのだ。
この層は、速い!強い!が好きな人達で、考えてみればレプリカバイクとロードバイクっていうのは、結構、同じベクトル上にあるように見えるのである。
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コメント
おはよう御座います。
そうですね、無駄に消耗してました。
当時の単車は殆どがスクラップだと思います。高値取引の対象は、帰国子女的な輸出車両の逆輸入が多いようです。勿論、国内残存数も多少は居るでしょうが、、、、
HY戦争の末期では、どうでも良いような車種も大量発生したのが印象的です。如何にもニワカ作りなモノも少なくありませんでしたね。
投稿: 壱源 | 2009年8月18日 (火) 07時55分
80年代にHY戦争というのがあって、両者無駄?に消耗したようです。
当時大量に製造したバイクは中古市場にあふれてるのでしょうか?
ブーム前のGS400、Z400FX、ホーク系とその次の四気筒モデルなどは高値で取引されてるようですが。
投稿: yama | 2009年8月18日 (火) 06時20分