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2009年8月28日 (金)

政策、批判の前に、姿勢を示せ。

 自民党のネガティブキャンペーン、恥ずかしすぎである。
 相手の批判=弱小野党のやり方だ。一言、考え方が貧しい。

 批判の前に、ビジョンを提示して、スケジュールに精度保証するとか、或いは、過去の反省に立って、評価を国民から問える仕組みを作る様な提案を掲げた方が責任政党としての資質をアピール出来たのではないだろうか?

 今回の反省は、四年に渡る、圧倒的多数による強引な採決の繰り返しで、議論も無し、国民への開示も無しで、結果、聞いてないよ!的な不信感が多かったのが逆風の理由の一つの筈。
 その過信を詫びて、圧倒的多数で野党を無視しても構わないが、国民迄も無視するような政策決定が不振を読んでいるでは無いだろうか?

 批判する前に、国民の声を吸い上げる仕組みを作るというのが、実は、どの政党にも望まれる政権与党の資質の筈だ。その資質をアピール出来るのは与党のみであり、それを何故、選挙戦略の格に据えないのだろうか?

 政策、マニフェストなんて殆どの人が本質迄見抜いていない。そもそも概論的であり、それの実践は時間と共に変遷するもの。それで揚げ足取り的な批判は意味を為さない。
 実際、マニフェストを実現する権利を得た与党でさえ、前マニフェストの実現度というと、解釈次第で○にも×にもなっているのが実情。

 マニフェスト選挙というのは、或る意味、重要だが、一番大事なのは党の姿勢だ。姿勢とは、全ての政策決定、立案の土台を為すのだ。選挙では、党の姿勢を如何にアピールするか?姿勢を見せない政党に未来は無いのだ。

 今回の選挙戦では、与野党共に、姿勢が見えるとは言い難いのが現実。

 仮に民主党が勝っても姿勢があるからでない。それは自民党の姿勢が剰りにも情けなく、恥ずかしく、見窄らしいからだ。しかし、戦後を支えた自民党の姿勢が今の状態迄劣化している現実には、目も当てられないというのが正直な感想。

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コメント

確かに、低レベルですよね、、、でも、それを思い付くっていうのは、それで人が動くと思っている証拠です。そこに、国民をバカにしている姿勢が見えるから腹立たしいのですね、、、、

投稿: 壱源 | 2009年8月28日 (金) 21時36分

ネガティブキャンペーンは低レベル層に向けてのやりかただと思うので、まあそういう手もあるのかなというくらいかな?

わたしは将来の日本人のことを考えてるのはどこか、みたいな漠然としたものくらいしか無いです。

投稿: yama | 2009年8月28日 (金) 20時15分

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