携帯工具で対応可能なのは、、、
自身、単車でも自転車でもだが、チョット出掛ける時でも、出先を考えてエマージェンシーに対応できる装備を心掛けている。勿論、長距離で当然なのは尚更だが、、、、
装備が簡略化される状況っていうのは、完全市街地で、徘徊エリアの何処に何が在るって情報を把握している度合次第だ。それ以外の場合は、リスクに応じた装備を持っている。
単車で出掛ける場合、一通りの整備が出来る最小組み合わせの工具+チューブレスのパンク修理キット+クラッチワイヤー+M5~8のボルト、ナット+ステンレス針金が積載されている。自爆とか転落といった異常事態で無い限りはまずは戻ってこれる装備だ。
自転車はどうよ?っていうと、手ぶらなのはニシダサイクルさんに出掛ける時くらい。
インフレーター+パンク修理対応キット(スペアチューブと修理セット)+簡易工具は当然装備している。
特に、自転車の場合は、生活の時間の隙間を利用しているので、異常時で時間遅延が他の生活へ影響するので、極力異常対応を迅速に行えるようにしているのだ。自転車では殆どの場合、ウエストバックを装備している。ここには、軽量な組アーレンキーセット、薄型プライヤ、コンビネーションスパナが入っている。
特に、休日のエクササイズ走行と平日の昼ポタでは、その前後にスケジュールがビッチリであり、異常はNGなのだ。
そんな状況で毎日走っているのだが、木曜日の昼ポタでは、走行時にリアメカ辺りから異音、プーリー位置とスプロケ位置が合っていないような異音だ!早速、症状を確認するために走りながら状況をチェック!、、、、トップ近辺になる程激しく、ロー側では治まる。走りながら目視で確認する限り異常無い、、、、、で、ペダリングトルクを増やしたり、減らしたりして異常の様子を観察、駆動トルクを増やすと収まり、抜くと激しい、、、、そして走る事数十メートル、、、、、
思い付きました。
テンションが多く必要な状況で異音、チェーンのテンション自体でメカが支えられているとOK、、、、つまり、メカの保持が緩んでいる筈!で、取り付け部を信号待ちで確認、メカがぐらつき気味、、、、、ウエストバッグからアーレンキーセットを取り出し、取り付けボルトを回す。約半回転程、緩んでいる、、、、で、即、締め直し、、、、信号が青になったらスタートである。異音は無くなった。しかし、これまで走りながら調整していたワイヤーアジャストの御陰で、今度は変速のインデックス位置が狂っている。当然、指定段数に決まりにくく、振動でチェーンが隣のギアに移動し気味、、、、、走りながら、アジャスターで調整して事なきを得た。
結局、この時は、異常を感知して、信号待ちで対処して終了。実質的なロスタイムは殆どゼロである。
信号待ちの僅かな瞬間で工具があれば対処可能なのである。これって重要。勿論、日頃の整備をしていれば何の問題も無いのだが、毎日使用している自転車では、案外、不意を打たれるように緩みによる症状が現れるモノ。そして、その症状が突然やってくるので、それに即対応出来る体制というか、装備は重要なのだ。
以前、ラングスターで全力走行中に微妙に感じるクランクの違和感、、、、帰宅途中でBBを疑いクランクを抜いてみると案の定、DURAのBBのベアリングにガタを見つけ、BB交換で症状は治まった事があるし、オ・モイヨWW号でヒルクライム中に発生していたピキピキ音をペダルスピンドルシャフトのベアリングと判断して交換した事もあるが、何れの違和感も発生して即発見し対応出来た事を思い出す。
携帯する工具は少ない程良いけど、少ない工具に厳選するには、生じるトラブルを想定し、対応するための最小限が判らないとダメだ。更には、生じるトラブルが大きな症状に到る前に対応出来る程、工具は簡単で済むのも現実。
簡単な工具で対応出来る事、それは、症状が悪化する前に検知する感覚が必要条件だったりする。症状の違和感を早期発見、早期終了がトラブルとコストを最小限で乗り切る秘訣なのだ。
その場で対応出来るか否かというよりも、不具合による影響が広範囲に及ばないようにする事は、結局は、携帯工具で対応できる不具合の範囲が広いと言う事。
自分でいうのも何だが、携帯工具で対応出来る理由は、異常を早期に察知できる経験があるということだ。そして、異常を早期に察知出来る理由とは、装備されたモノが、何のために、どういう原理で動いているか?どんな動きが正常か?を知らなければならないし、そういう事が判るから、発生している症状は、部品の何が不良となったら起こるか?が想像できるのだ。
そう、乗り手が憧れる速く走るために必要な目的意識同様に、扱うモノ全てが、存在理由があって、機能には理屈が付き物だという意識があるから、なんでも対応できるのである。
自身、全ての症状を一発で見抜ける程の経験は持っていないかも知れないが、最近は、一寸した事なら、此処が悪いのと違う?という目測は高い精度で当てれるようになってきたと思う。
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コメント
自転車、単車、四輪、、、、何れもパンク修理セットは携帯しています。
今日、ホームコースを周回中、TREKを押している人に会いました。パンクしているようでしたので、チューブなら在りますよ?って声掛けましたが、ビードが割けて、家迄直ぐですから良いですよ!って言われて帰りましたが、5月のサイクリングでも一台の自転車のビードが割けました。パッチで補強して帰りましたが、万が一の装備、特にパンク関連は対処できる体制で出掛ける方が安心です。
投稿: 壱源 | 2009年8月29日 (土) 21時30分
瞬間パンク修理剤は大学の頃パンクして困っているところ見ず知らずのライダーにいただいてから重宝しています。
その後四輪で2回ほど役に立ちました、自転車にはダイソーで315円だったのを常備しています。(100gくらい)
投稿: yama | 2009年8月29日 (土) 17時38分