ギアレシオ
ステンレスのロードにはカンパのアテナ11速をインストールする。歯数的には53-39Tというスタンダードクランクを予定しているが、39Tは兎も角53Tはチョイ不要っぽい。如何にも重すぎである。11速用の替え歯は未だ無いけど、色々調べてみると、9速、10速用でも何とかなりそうな情報もチラホラ。少なくとも、歯が厚い事が問題になるなら、薄くするのは可能だし、何とかなるだろう。薄い歯を厚くするのは不可能だが、、、、
それで、ダメもとで小さなアウター歯を調達する事にした。さて、何丁?っていうと、実は46Tだ。フルサイズバイクでアウター46Tっていうとは、実は小林スポルティーフと同じもの。但し、今回調達する46Tは変速ピンのあるものだ。変速性能は当然低下するだろうが、気になるようであれば、元の53Tの戻せばよいという判断だ。
因みに、センターというかインナーの歯数は38Tか39Tが規定路線。ヒルクライムというか登坂でもロー側スプロケットに27Tが付いていれば、トリプルの30Tは当然、コンパクトインナーの34Tとか35Tも不要だ。
前回、BSトライバイクでも、センターを使ったのでさえ一度きりで、その時のカセットも25T迄しか落とさなかったのでOKだろう。
トップ歯数が15T以上ならばクランク側は50-39T程度で十分、14T以下ならば48-38T以下が理想。今回はトップ12Tでもローが27T迄あるんで、インナーは39Tでも大丈夫っぽいが、トップ側がハイ気味なんで46T辺りが良さそうという判断だ。
よく言えば、46Tから1T刻みで試したいところだが、如何せん、未体験の11速である。パーツを揃えても使えなければゴミとなるんで、取り敢えず46Tを入手して装着し、機能する事を確認して歯数を詰めていくパターンだろう。
小林スポルティーフが46-38-30T×14-25T、BSトライバイクが50-39-30T×16-27Tである。現状、46×14(6.89m)とか50×16(6.55m)では場合によっては少々足らない事がある。この感覚は日常でスピママとかオ・モイヨWWの7.05m近辺(700Cなら50×15に相当)でも足らない場合があるので、実際問題、7.5m程度は欲しい。即ち50×14、46×13とかが在れば丁度良い。追い風基調で走る時には必要だ。
今回、バイクを作るのは、自分の乗り方の変更で10%~15%程高いギアが踏める見通しが付いたから。即ち、従来でいうと7mを一つの目安としていたのだが、その15%アップ狙いだから、8m程度をトップに配したいのだ。全域で長時間新しい乗り方が馴染めば、スタンダードな53Tで全然OKだが、現状、15%アップで踏めるのはトップ近辺で長くても30分程度だから、弱気な46Tチョイスとなる。53Tで全域をハイギヤードにして対応できる自信は剰り無いのが正直なところ。
今回のコンポではトップが14Tから12Tとなる事で、コレまでのセットで生じる不足は解消される筈だけど、トップが12Tとなってロー側が27Tとなるのは、シマノ9速(14-25T)と較べても、シマノ10速(16-27T)と較べても中間域、つまり18Tが消えて空いてしまうのがネック。
そこで、前を46T以下で45Tとかを入れるとトップ側がショート過ぎる。ロールアウトで7m未満っていうのは長距離サイクリングならOKだけど、踏むモードでは足らない。7.5m程度が欲しいのは外せないし、インナーの38Tと近づきすぎる。
アウター45Tなんて選択肢は無いし、在ったとしても歯数差から選ぶインナーを37Tというと、見た目不愉快なコンパクトクランクの類になるのがNGだ。
ロード用ではPCDに限らずアウターは実質46Tが下限だろう。それに併せるのは歯数差的には38Tか39Tがベスト。一般の53Tアウターなら普通はインナー42Tだろう。最近は多段化が進んだために歯数差が開く傾向に在るのかも知れないが、前の歯数差が大きいのは結構不安定になりやすいし、実際には使いづらいもの。
ネット上では、欠品だったアテナのコンポもショップによっては入荷中みたい。案外、遠くない時期に揃うかも知れない。楽しみ!楽しみ!
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コメント
不要と判断できる潔さが大事ですが、人間、これがなかなか実践出来ません。
結果、不要のオーバーデコレーションになりがちです。
自身、割り切りのピスト、虚飾の小径って状態ですが、、、
投稿: 壱源 | 2009年8月28日 (金) 21時39分
私6月に買った自転車が初めての前変速付きだったのですが、たいして坂も無いし遠出する予定も無いので、誤変速防止と使わないものは外す原則から前変速機を取りました。
前50T後15Tが平地無風の定常走行モードです。
ただたまにチェーンが外れるようになったので、ディレラーだけ外れ防止に付けようと検討中。
投稿: yama | 2009年8月28日 (金) 21時09分
そうそう、山岳コースは走りません。峠越えサイクリング程度ですね。急勾配をロードレースのように走るのはダメですね。
面倒臭いオバケが背中に乗ってきます。
レースのような速度がどれ程か判りませんが15km/h程度の速度を保てるのは、ピストを使った標高差200m未満のヒルクライムとか、広島の中央森林公園の展望台の峠くらいです。距離で1.5km未満ですかね、、、、中国山地越えのように延々15km以上登坂という場合は、ノッソノッソと10km/h程度で亀さん走りになります。
投稿: 壱源 | 2009年8月28日 (金) 15時35分
そうですね。
今回の自転車のイメージは年に2~3回、地元を起点として往復150~200km、最大標高は1000m未満、具体的には国道を使った中国山地越えレベルしか考えていません。つまり、最大傾斜は8%程度ですから、山岳というには烏滸がましい想定です。
因みに、日頃は平坦基調ですから固定シングルばかり乗ってます。そして、峠越えが好きなショップサイクリングでは、フロントトリプル系を使います。
乗る場所、速度域、距離で全て乗り分けるというのが原則です。
今はもうレースはしませんが、頭に乗る事は少なくありません。先日のツーリングでは、BSのバイクで6.55mを130~150rpm程度、距離にして15km程度(河川中流域、下り坂+追い風ですよ!)を踏み切ったり、レースコースを走る事も無くはないですから、もう少し、ハイギヤードが欲しい気もします。インナーは39Tで十分なのはカセットローで25T以上があればの話で、23T迄なら軟弱コンパクトな34Tが欲しくなりそうです。
アホみたいな速度域で遊ぶ事をしなければ、正しくフロントシングルで十分ですね。
もう一つのアホ行為は、固定シングルで地元の山二つを駆け上るヒルクライムです。両方とも150~200m程度の標高ですが、最大斜度は15%を越える場所があります。これを5.5mで気合いで登るのは、多分、バカでしょう。
投稿: 壱源 | 2009年8月28日 (金) 11時39分
ギアチョイスは私もよく考えるのですが、フロントノーマルだとインナーメインで使うのかな、と思ったりします。 アウターはマスドレースや下り用として位置づけ、スプロケットを12-23あたりをチョイスすると、フロントインナー、リアはトップから3枚目程度まで利用すれば100rpmで35km/hまで出るので十分かなぁと。 勿論、ヒルクライムには厳しいですが。
壱源さんはあまり山岳コースやレースを走らないようにお見受けされるので、実はフロントはシングルでも良いのでは?と思ってしまったりもします・・・
投稿: k | 2009年8月28日 (金) 11時24分