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2009年9月20日 (日)

ステンレスロード、冷静に、、、、

 ステンレスロード、近場でなく定例のホームコースで試走した。実質的なシェイクダウンである。乗る前の条件では、同じ銘柄のタイヤ、同じ空気圧にセットしての走行。ポジションは基本的に同じ。シェイクダウンの前にアルミスローピングのラングスターに乗った直後の感想である。

 どっちが速いって違いは殆ど感じることは出来ない。でも、違うのは間違いなく違う。

 全体的な硬さという点では、やはりスローピングアルミのラングスターが一番硬いのは硬い。我慢出来なくはないけど、硬いのは間違いない。コレに較べると、531スポルティーフは柔らかくは無いけど弾ける感じ。カイセイ022のBSロードは弾けるというよりもしなる感じ。そんな違いだが、ステンレスロードは、アルミのラングスター並に硬い感じ。ただ違うのは、50×12Tでガンガンに踏んだ時、速度計が付いていないから何キロでたか判らないけど、体感上で50km/h近辺で走った時は弾ける感じというか、踏んだ時にグワンとなる感覚。先入観かもしれないが、アルミのように硬いけど、一定以上の負荷を掛けると弾力を感じる感覚。反発の強さは、カイセイ022よりも、レイノルズ531よりも強いという感覚。

 シェイクダウンで20km程走って感じたのは、この違いのみ。

 でも、このバイク、踏んで走ろうとは思えない雰囲気。自分で言うのも何だが、飛ばす気持ちにならない。踏んで汗で汚すのが嫌な感じ。モロ、盆栽状態。

 自分のペースで走って、それより遅い自転車を抜くという感覚にならない。寧ろ、ゆっくり走って抜いて貰う際に、しっかり見て欲しいというのが正直な感想。

 自転車っていうと様々だ。コルナゴ・フェラーリ、イタリアンブランドの王道、コルナゴ、デローサから新興ブーム系のインターマックス、TREKから取っ付きやすいビアンキ、ジオスと様々だし、それぞれのブランドには車が買える程の高価格車があるけれど、言っては何だが、金が在れば手に入るバイクばかり。そして、所詮は自転車、どんなに高くても、ハッキリ言って大した金額ではない。200万円も出せば大概は変える。所詮、そんなモン。それは国産プレミアムなパナチタンでも然り。

 そういう方向で優劣を判断する見方が大方だろうが、そういう尺度で手に入れることが出来ないのが、今回のバイク。そういう思い込みは殆どのオーダーバイクがそうだろうけど、そんなオーダーバイクの意思表示はオーナーにしか判らない場合が多い。そういう見方で見ても、今回のバイクは明らかに違う空気があると思い込んでいる、、、っていうか、そう言う風に思える雰囲気がある。

 独特の質感、何とも言えない雰囲気、値段の付けようのない雰囲気、ベテランから素人迄、つい見てしまうような感じを強く感じる。

 それ故に、こんなバイクがあるんだよ!って見せたくなる気分。敢えてゆっくり走って、追い抜いて頂いて、パーツアッセンブルからマテリアルの質感を含めて見て貰いたい、、、そんな感じなのだ。

 正直、家に持って帰るという気持ちよりも、ショップの一番良い所に飾って貰いたい感じなのだ。実際、そうやってショップのウインドーにディスプレーされている。それが一番似合うような気もする。

Susroad2

 組んでは見たが、乗る気持ちは殆ど沸かない。たたずむバイク、見せるバイク、そんな気がするのだ。

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