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2009年9月20日 (日)

好みと傾向

 最近のオンロード系スポーツサイクルのトレンドを見ると選ぶ人と選ばれるタイプっていうのは、ある傾向が感じられるような気がする。

 大きくは、20代を中心としたクロモリホリゾンタルフレームによるピストバイク、30代~40代を中心としたカーボンモノコックのロードバイク、40代以上のクロモリホリゾンタルフレームのロードバイクという感じ。

 勿論、異を唱える意見もあるだろうけど、自転車が好き!って言い切る一位趣味な人で、バリバリの競技者、他の目的との抱き合わせで自転車を選ぶ人を除けば、若年のクロモリピスト、中年のカーボンロード、壮年のクロモリロードと、大きくはそんな感じである。
 バリバリの競技者は漏れなくカーボンモノコックなバイクを選ぶだろうし、通勤、節約とか健康増進という目的実現の手段として自転車を選ぶ層はコストパフォーマンス重視なアルミやカーボンバックなフレームなバイクを選ぶだろう。

 若年の選ぶポイントはシンプルで細身なデザイン志向でファッション重視って傾向を感じる。中年の選ぶポイントは高性能スペック+ハイグレードコンポでパフォーマンス志向って傾向を感じる。壮年の選ぶポイントは懐古性+快適性でオーダーメイド志向って感じかもしれない。勿論、各世代に異なる選択をする人も少なくないけど、大まかにはそんな印象だ。
 若年層はソフト路線、中年層はスペック重視、壮年は懐古趣味のように見える。

 壮年世代は少なくとも昔乗っていた世代が多いように思う。昔乗っていたから当時の面影が見られるクロモリロードを好むのでは無いだろうか?
 中年世代は、車なら4WDターボ大好きな感じで、イメージ的にはガンダム世代というか、ゲームならアイテム強化で強くなる事を凄いと言う価値観、スペック重視でマストアイテム必須な世代性を反映しているように見える。得られるモノなら最強のアイテムを!って印象。
 若年世代は、所詮自転車だから格好良くスマートに!って文系的なノリで楽しむという雰囲気を感じる。

 実際、挑発とか反応の話も記事にしているが、そんな乗り手は100%間違いなく中年世代でカーボンモノコックなバイクが多い。この辺が、世代の特徴と選択の傾向を色濃く表している例のように見える。J-sports等の中継映像から飛び出たような出で立ちなのは、言うまでもなく中年世代。あまりにカジュアルなのは若年世代。そんな感じだ。

 自己分析すると、世代的には中年世代だが、そういえば、ニシダサイクルの常連さんなんかと話しをすると、壮年世代のお客さんとの方が話が合うし、自転車の趣味もそれに近かったりする。多分、自分の脳内は、中年を過ぎて壮年で老化が進んだ状態となっているんだろう。
 更に、自分は自転車好きでジャンルも似たような感じだが、好みは微妙に現代のブームと外れている。固定シングルなら短距離限定なんで理屈の上では硬いとされているアルミフレームの方が好みだし、ロードなら長距離限定となるので理屈の上では柔らかいと言われている細身の鋼管フレームの方が好み。この辺が、少なくとも一般の中年以下の好みとはずれている。

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