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2009年9月 1日 (火)

夏、終了!?

 今年の夏も終了だ。今年は本来の梅雨時は空梅雨気味だったけど、本来の梅雨明けの頃から梅雨っぽくなって梅雨明けが8月にずれ込んだ。梅雨明け後も天気は安定せず、快晴!って状況は少なく、盆休みも天候不順気味、、、、盆明けの週こそ夏っぽく、高温+熱帯夜となったけど、8月の最終週は、9月中旬並の最低気温の低下を記録して、一気に秋めいてきた。

 そんな夏、、、、夏として機能したのは実質2週間程か?特に、季節モノの商売は相当なダメージを受けたのでは無いだろうか。

 但し、秋っぽくなってきても、盆明けの朝晩の低温は兎も角、日中の日差しは健在であり、それ故に、穀物類の生育にはかえって都合良く、93年当時の米不足のような事態には陥らない見込みという。

 この夏の印象は?っていうと、らりピーこと酒井容疑者、トランス男優の押尾容疑者が話題を提供してくれた感じ。バブル期に『バイクは昼間もライトオン!』ってキャンペーンで印象深いのりピーだが、その絶頂期の人気は長続きせず、それでも何とか走り続けながらも、覚醒剤に身を染めて、テンションと保ちながらバブル後を過ごしたものの、そのテンションが見せかけ故に、破綻して逮捕されたという様は、日本がバブルで狂乱し、その後の健全な変化を放棄し、強引な方法で持ち堪えてきたモノの、遂に破綻して終末に向かう様子を暗示しているかのようにも見える。

 ホントはと言えば、天下分け目の衆議院選挙で熱狂的な暑い夏を感じなければならない筈だが、剰りにも与党のダメダメ具合に選挙には行くけど、政権選択という名目の割りに、選択しようが無い(与党を選ぶ必然性が無い)がために、選挙運動自体には関心が薄かったのが正直なところ。
 秋風を感じる頃だが、秋の気配っていうのは、景気の将来も、政治の将来も全体的に減退傾向かな?という感じで、全体的に寂しい印象が強い。
 夏が暑くないと感じる理由は、絶対的な気候の不順よりも、社会全体の冷めた感じ、停滞した感じ、退廃した感じが夏の不順を助長しているように感じるのは考えすぎか?

 気候が秋を迎えるというよりも、日本社会が秋に向かっている感じ。それも実りの秋というのでなく、落ち葉の秋って印象。言い過ぎかな?一言で言えば、漠然とした社会不安、将来への不安というのを感じるところ。

 何年か前迄は、将来がどうなる?とか景気がどうなる?というと、動向から、或る程度の予測は立っていたし、その予測には希望的観測が持てたような気がするが、今の時点では、将来の見込み、予測には、希望的観測よりも悲観的観測の方が多く、明るい未来をイメージする事自体が難しいというのが正直な感想。
 製造業勤務する自分の印象としては、世界の需要が回復したら日本に仕事が来るか?或いは、日本で成り立つ産業形態への変革が可能か?という意識からすれば、剰りにも、長い間、形を変えずに引っ張ってきた現状から、何か変化が生まれる!って期待感が皆無に等しいのが何とも言えない印象を助長している。

 秋風というか、衰退への序章、そんな時代の転換を暗示するような夏だったというと、悲観的すぎるだろうか?

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