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2009年9月19日 (土)

軽いの、重いの、、、判る?

 軽い自転車を求める人は多い。
 軽さで影響するのは何時?っていうと、登坂と発進だろう。それ以外では、大きく差違は無いだろうけど、初っ端の発進時の軽さが印象に大きな影響を与えるのだろう。

 実際、この度のステンレスロードバイクは8.5kgと持っている自転車の中では最も軽量な部類の自転車だが、最初の一漕ぎは確かに軽いのが判る。でも、暫く走ると、その重量的な軽さっていうのは、よく判らなくなるという感じ。
 登坂では軽さは影響しているのだろうけど、登坂ではギア比による必要トルクの差の方が影響が大きく、車体の軽さがどう?って感覚は極めて希薄になる。

 スピママGTR号は、鉄製の荷台に泥よけ、スタンド、ライト、固定式馬蹄錠と実用装備がフル装備で、折り畳みステムもP8系モデルのスタンダードなアルミ製から2006年以前のD7系な鉄製になっている等、偉く重たい仕様となっており、総重量は15kgにも及ぶのだが、発進以外では殆ど重さによるネガを感じる事はない。

 少なくとも、走行時においてはマイギアであるロールアウト5.5m程での走行時負荷は他の自転車と何ら変わる事がないのである。
 自転車に乗って感じる最も大きな違いは何か?それは、、、、、重量に非ず。更に、車輪サイズにも非ず。具体的に影響する違いが何?っていうのは特定出来ないけど、乗り味の違い、乗り心地の違いくらいである。硬いか?柔らかいか?ハードか?ソフトか?という所である。その差を生んでいるのは、ホイール径、スポーク数、タイヤの仕様(幅、空気圧)、フレームの仕様、サスペンションの有無というところだろう。
 それ以外のフリクションがどう?とか、重量がどう?っていうのは、正直判らない。

 色んな自転車に乗って感覚的だけど何となく判った事。

1.エラストマー式サスペンション
 衝撃に対して質量が進行方向外で動く感じ。駆動に対しては動力が逃げる感じ。大きな質量の移動を感じるのは、衝撃に対し変位が遅れて発生するような感じ

2.小径車
 小径車の方が全般に硬い印象。硬くて不安定な操縦性なのは間違い無いけど、手放し運転でもしない限りは操縦性は気にならない。小さなギャップでの突き上げを拾いやすい。太めのタイヤでも衝撃自体はマイルドとなるけどギャップ自体は拾っている。大きな駆動力を掛けると振られやすいのも小径車の特徴。
 しかし、小径車の硬い乗り心地が耐えれないか?というと、其処までの不快さは無い。

3.アルミか鉄か?
 フルサイズ同士の話。アルミフレームとスチール系フレームの違い。確かにアルミフレームは小径車程ではないけど硬い。但し、大きな車輪サイズなら小さなギャップを全部拾うという感じではない。ギャップを拾った時、衝撃はホイールで吸収するような感覚。鉄系は車体全体で吸収する感覚。踏んだ時はどうか?っていうと、殆ど差異は無いけど、アルミは踏むと同時に加速する感じ、レイノルズ531は踏んだ直後に加速が鋭く助長される感じ、カイセイCr-Moは踏んだ後だけど助長される迄の感じは無い。ステンレスは踏んだ後の最も遅いタイミングで助長される感じ。踏んだ瞬間の感覚はアルミ的だけど、後から来る感じ。

 しかし、どれも感覚的なモノで、結果的な差違は殆ど無く、味の違いに過ぎないというのが結論。それでも重さの違いよりは判りやすい。
 しかし、感覚的には判らずとも、結果としての違いは重さの違いがあればダイレクトに現れる筈。この辺が興味深い感じといえる。

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