思ったよりも、、、
日曜の選挙が終わり、月曜の朝の段階で議席が確定していた。
民主党308議席、自民党119議席だったそうだが、思ったよりも自民党の議席が残ったなぁというのが正直な感想。100議席を大きく割り込むのでは?とさえ思っていたのだが、予想外の119議席という結果である。勿論、民主党が予想よりも票を伸ばしたのは事実だが、それ以上にビックリなのは、他の政党が軒並み厳しい戦いを強いられた事だ。
国民新党、公明党は特に厳しい。社民は健闘したな!というのが、個人的な第一印象だ。他の幸福云々とか、みんながどうしたとかは、概ね予想通りだったが、メディアの民主圧勝、自民惨敗という感じよりも、公明、国民、みんなの党が惨敗という印象の方が強い。
本来の議会制民主主義の理想としては、第一党であっても上限は過半数以下というのが理想だし、最低でも政党は3つ欲しいし、政党の連立は基本は議題に上る法案毎か、国会の一会期で解消すべきが原則だと思う。
完全連立で、全ての政策で同調するならば、連立以上に合流すべきだし、一方で合流して政策論争が消滅するのも変な話だ。
今回、政府与党の数が大幅に失われたのは、自民党政治の政策実績の評価とか、小泉改革への批判とか、麻生首相の失言とかいった小さな事では無いというのが本質では無いだろうか?
思うのは、郵政解散で得た圧倒的が議席数を背景に、郵政ネタ以外の法案でも強権的かつ強引に政策決定して法案を次々に通すという傲慢な政治手法に警鐘を与えた結果ということだ。
逆の数の論理が出来る様に野党民主党に票が与えられたのは、同じ方法を取るか取らないか?を国民に試されているのではないだろうか?
現行選挙制度では、この程度の差は一度の選挙でひっくり返りうる程度の差なのだ。その小選挙区制の特徴を理解した上での投票行動だったようにも思う。
今回の選挙結果だけ見れば民主圧勝だが、この程度の差は、一度の選挙で簡単にひっくり返るのである。それを納得した上で、新政権には国会運営に望んで頂きたい。
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コメント
政権交代するための小選挙区制でしょうか?
獲得票数以上に議席数に差が付いていますが、結果としての政権交代で、中身は拮抗以上に自民党の方がしっかりしているのだと思います。
ただ、民意で落とされた派閥の領袖が比例復活するスタイルは、党の新陳代謝という面から見ると、マイナス要素が多く、本当の意味で古くさい野党になるかもしれません。
ここで、領袖クラスが引退していれば、面白かったかな?とも思ったりします。
投稿: 壱源 | 2009年9月 1日 (火) 07時57分
麻生政権の問題は大臣の失言や失態(酔っ払い等)、本人の教養(多分ろくに受験勉強をしていない)、人気取り政策の実施迷走など致命的なものではなく、合わせ技で政権交代までしているのはどなんだろう?と思います。
投稿: yama | 2009年9月 1日 (火) 06時30分