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2009年9月 4日 (金)

待っている時が楽しい。

 何でもだが、実現する迄が一番楽しい。何をどうする?どうしようか?、、、、、アレして、コレして、、、、、そういう時間を、そういう風に過ごす事が一番の楽しみで、案外、手に入れたら気持ちが冷めるというか、そういう事は少なくない。

 ホントに賢い買い物っていうのは、入手迄も楽しくて、入手してからも楽しさのモチベーションに谷が無いような買い物だ。入手して暫くして気持ちが冷めるっていうのは、自己分析の不良で、買い物的には今一なのかもしれない。

 事実、自分のバイクを見渡すと、買う迄も、買ってからも、ずっと楽しいのはどれ?っていうと、ガンマ500とCX-EURO改、次点でSV650Sってところ。それ以外は、乗ってみたかったっていうのはあっても、案外、無くてもOK的な要素があるかな?と認めざるを得ない。

 自転車はどう?っていうと、ラングスターTT号はとても大事。オ・モイヨWW号も然り。しかし、BSトライバイクは?っていうと、乗ったのはシェイクダウン当日と先日のサイクリングのみ。他では乗っていない。勿論、作るまでは、現代のコンポーネントで1980年代のトライアスロンバイクを軟弱オヤジが楽に乗れるように組むにはどう?が目的で、構成をどうしようか?何選ぼうか?と結構楽しんだけど、出来上がったモノが想定内というか、自分の気持ちが確認できたって事が実証出来た時点で、何だか終了っぽい空気が漂っている。
 思えば、殆どそんな感じ。小林スポルティーフはスポルティーフとは何?を具現化し、エンド幅120mmのフレームに現代のOLD130mmのハブを改造して9速化する事、それから理想のギア比を昔風に今の部品で実現する事、そして、当時の旅行者の風体を作る事を目的に遊び、終わった時点で何だか満足しているような感じなのだ。
 西DAHONも然りだ。DAHONベースにマニアが望むカスタムを全て施して折り畳み性能を犠牲にしない形を作り上げるのが目的で、終了したら関心が薄くなる。
 ルイガノMVFもそうだ。あの形でトリプル仕様をスマートに組むのが目的。

 結局、単車や自転車をカスタム系趣味のキャンバスと見立て、作品を作って楽しむって部分が相当に大きな要素を締めている。出来たモノが自分のための作品か?そうでないか?が出来た作品の活用度合に差を生むのだろう。
 勿論、作品を作る、思い描く段階で、自身は作品を使う!って錯覚があるのは間違いないが、それが錯覚か?本当の欲望か?が判らないのが浪費癖の原因だ。

 まぁ、それでも待っている時=考えている時、作業している時であり、それが楽しい訳だから、楽しさの対価を支払うっていう点では後悔は無い。
 あわよくば、払った対価がガンマやCXのように永遠の楽しみを提供してくれれば言う事無しなのだ。

 先日、絹自転車のアライさんから、今メッキ屋さんにあるよ!ってメールを頂いたのだが、その他の部品は前部揃って待機中。
 ステンレスロードに組むカンパのアテナ11速コンポも、先日、殆ど入荷したよ!って連絡を受けた。完成に向けて必要なパーツは全て決定して殆ど入手(手配)済み。既に考える部分は残されていない。勿論、ピストもロードも肝のギア比は決まってる。ピストは48×18でギア比は2.67、ロールアウトで5.59mだ。ラングスター+0.17mで少し重め。
 ロードはカンパ11速スタンダードクランク仕様、53-39×12-27だ。3.02~9.26mだ。カセット19Tで5.84mが基本で、高負荷気味の道ではインナー基本、低負荷気味の道ではアウター基本で走るパターン。チョット、ハイギヤードな感じがしないでもないけど、最悪、TAの46Tを入れる程度だろうか?TAとかストロングライトの歯は変速ピン(スパイク)がアウターリングにも付いていない。結局、インナー歯と殆ど同じっぽいから、使うかどうかは決めていないけど、、、、

 果たして、何時揃うか?組んでどうなるか?走って思い通りか?これが大事。これが確認出来て後、気持ちは未だ其処にあるか?それが問題。今が一番楽しい時かな?って感じだ。

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