固定シングル≠ピスト
本日、シルクピストR1を実質シェイクダウンした。コースはホームコースでラングスターTTで走るコースだ。
朝、ラングスターTTで二周回の連続走行をした。このバイク、ギア比は44×17である。ポジションは、下半身は通常通りで、バーはアナトミックハンドル+DHバーだ。
このバイクはアルミのスローピングフレームで、シート角はロード的なもの。それほど立っている訳でない。トップ長も自分にしては長めで538mmもある。その分、サドルを前進させてセットして、仮想的なシート角が立ったような状態にしている。ハンドルバーのハイトは、昔行っていたトライアスロンバイクに近いセットである。コンセプトはタイムトライアルバイクだ。
このバイクは固定シングルであってもタイムトライアルロードバイクのような感じで、実際のポジションもそんな感じでつくってある。
さて、午後は?だが、午後は持って帰るシルクピストをホームコースに持ち出した。こちらはギア比は48Tと大きなチェーンリングだが、コグは18Tでギア比はラングスターと殆ど一緒。下半身はやっぱり同じ。でも、元々シート角が立った状態で、バーポジションに合わせたセットの結果サドルポジションはラングスターよりも僅かにフォワードポジションとなっている。トップ長は530mm、ステム長も60mmとバーは近い位置にあり、落差は前輪のトップ位置近辺にグリップが位置する程の前傾だが、バーが近いので別に負担は無い。むしろ快適な程。ポジションのセットはタイムトライアルに非ずで、完全にピストレーサーのそれ。コンセプトは当時を思い出すためのピストバイクだ。
二台の違いは、前傾度の違い、乗る位置の違い、シルクでは完全に前乗り。ラングスターはやや前乗り気味程度。シルクは超前傾、ラングスターは前傾というよりも低姿勢というモノ。ハンドル幅はシルクが360mm、ラングスターはロード的な400mmである。幅が広い程、外乱に対処しやすく安定させやすいというメリットがあるけど、幅が狭いほど、上体のパワーでハンドルを押し下げるペダリングで車体が振られにくく、結果として上体のパワーが積極的に使えるという感じ。路面が綺麗で、コーナーリングを重視しないならハンドルは狭くて構わない。
で、乗ってみた印象、、、、ギア比が殆ど一緒だけど、加速性能、パンチ力、ダッシュ力という部分では完全にシルクが上手、、、、DHバーなんぞなくても超前傾で向かい風なんて関係無い感じ。ただ、このポジションで乗るには、上腕、上体、腹筋、背筋の筋肉が必須って感じだ。結論、自分が乗った時、シルクの方が圧倒的にパフォーマンスは上っぽい。同じタイムで周回して疲労度は遥かに少ない。超快適で面白い、、、、、やっぱり、洋風ロードフレームではダメっぽい、、、、そんな感じ。
正直、このスペシャのラングスター、、、、愛車だけど、ゴミみたいなモノだ。これ程迄、乗った感じが違うとは想像外、、、、ロードと小径とか、新しいロードと古いロードの違いは大した印象を持てないけど、シルクピストとラングスター、、、これは、先に挙げた比較対象に比べると差異は極めて少ないのだが、乗ると違いは歴然だ。
多分、違いを感じるのは、本物か偽物か?というところなんだろう。それにしても、これ程違うとは予想外、、、、、ラングスターはピストではない。固定シングルを搭載したロードバイクに過ぎないのだ。ピストかどうか?は、やっぱり本物かどうか?それが一番大きいのかもしれない。ピスト風なバイクが多くあるけど、多分、そんな紛い物は、絶対にピストとは違うだろうなぁ、、、、
当初はローラー台スペシャルにしょうか?とも思っていたけど、こんなに乗って面白いモノは乗らないと意味無い、、、、、ラングスターの活躍する頻度が減るかもしれない。
でも、ラングスターTT号、結構、同じコースを走る人に覚えられて話しかけられるんで、乗り替えるのもチョット抵抗があるのは事実。ラングスター、ゴミで偽物なオモチャだけど、出来の悪いモノ程好きって気持ちがあるのが人の気持ちの面白いところだ。
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