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2009年10月24日 (土)

固定シングルは忙しい人向けだ!?

 最後に残すなら小径車!って記事は再々書いている。でも、その場合の小径車の役割の多くは実用的な意味での話だ。
 では、それ以外に何残す?っていうと、自分の場合、間違いなく固定シングルギアのバイクだ。ラングスターTT号とシルクのピストR1である。この二台は多分、ずっと使い続けると思う。

 固定シングルは何のために残す?っていうと、実用目的の小径車とは違い、健康維持、体力維持目的のエアロバイクみたいな存在である。
 健康目的というと、普通はロードバイクってなるんだろうけど、自分の場合、ライフスタイルの中に連続した自由時間等確保することは年に数回以下しか無い。実質、確保出来るのは深夜時間帯、平常時間帯なら長くても1時間~2時間程度に限られる。2時間未満の確保というと、移動平均速度で30km/hとすると片道30km未満の半径に限られる。外に出て半径30km以内というと、山間部には到達出来ない。つまり、そういう場所には出掛ける事が出来ないのである。ましてや、1時間しか取れない時などは、片道で15kmと更に狭められるのだ。
 我が家は広島市内である。そこから半径15kmで有効に走れる場所は?っていうと、団地の急坂か太田川沿いの道路くらいである。そんな場所は、変速なんて全く不要なエリアである。ならば、多段ギアの付いたロードよりシングルスピードであろう。

 つまり、都会住まいの時間が取れないオッサンには、打ってつけなのが1時間でエクササイズできる範囲を走るという前提ならシングルスピード最高なのだ。

 それだけでは、如何にも寂しい、、、空いた時間は夜のみ、、、、で、一戸建て、、、、こうなると、残りはローラー台しか無いだろう。ローラー台なんてモノ、ペダル以外はハッキリ言って不要だ。そんな所で使うのに一番良い機材は何?

 そう、それもシングルスピードだろう。

 で、我が家のシングルスピードは、TTバイク風なラングスターTT号と、ピストなシルクR1がある。どっちが屋内用?どっちが屋外用?っていうと、、、、

 屋外はラングスターTT号だ。ターゲットは川土手と団地の急坂である。吹きさらしの土手は風が強い。だから、ラングスターTTでは固定シングル+エアロアタッチメントでDHバーを装備している。更に、本格的なピストに較べるとポジションの自由度が高いのも魅力だ。そういう意味で、固定シングルロードのラングスターっていうのは悪くない選択だと思っている。ところで、普通のフルサイズ700Cのロードバイクにも言える事だが、ロードバイクは結構な突起物と回転体が露出した危険な乗り物なのだ。そんな乗り物は、速度差の違う物体との混走は極めて危険、、、、自歩道で遅い自転車、犬の散歩、ジョガーと走るのも危ないし、より高速な自動車と一緒に車道を走るのも危険。傍目に見て調和出来ていないと思うのだ。つまり、走るならば歩行者、通勤自転車、犬の散歩、ジョガーの居ない自歩道、或いは交通量の少ない車道がベスト、、、、それって、休日早朝しか無いのだ。つまり、ラングスターのようなバイクは休日早朝限定で近郊の川沿いをフィットネスするのには最高(逆に言えば、それ以外の時間帯で使う事自体がナンセンス)の機材って事になる。

 屋内はピストバイクのシルクである。こういう本格的なピストは流行っているらしいが、それを屋外で素人である自分が乗るのも憚られる。ラングスター以上にスパルタンで危険だし、川土手を走るには一寸リスキーなのだ。家の中でトレーナーとして使うなら頑丈でシンプルが一番で、それって、クロモリピストに限るのだ。ローラー台でロード?っていうのは、正直、意味がわからない。(競技前の会場でのウォームアップとかなら意味あるだろうけど、家で空いた時間に行うのはよく判らない。)ローラー台ならピストに限るのである。

 ということで、休日早朝で僅かな時間と平日夜間の僅かな時間しか使えない人には、シングルスピードバイクっていうのは実に合理的な選択だと思うのである。

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