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2009年11月25日 (水)

最終兵器に向けて

 今、シルクのR2-4ロードをベースにした自転車を作成している。それはさておき、最後の最後は、やっぱり自分のためだけの自転車が欲しいと思ったりする。

 自分のためだけの自転車となると、それはオーダーメイドだ。オーダーメイドというと、所謂オーダーフレームを作ると言う事。フレームオーダーっていうのは、相当に難しい。判らない事だらけだが、それでも作ってみないと判らない。作るからには正常なモノが欲しいけど、知らないからといって、リスクを避けてジェネラルに決めると、それは変わり映えのしないものになる。

 昔の自転車ブームでは、頂点にオーダー、次がセミオーダー、その次がマスプロ高級ブランドという流れだったけど、オーダー、セミオーダーの境目は案外希薄だ。色、仕上げ、工作レベルでオーダーと呼ぶか?セミオーダーと呼ぶか?は微妙なところである。
 有名なサイズ指定でトップ長、シートパイプ長云々があるけど、そのレベルの指定でオーダーと言うべきか?も微妙である。

 オーダーという言葉の裏には個人に誂えるということ。それは、好みの工作に対してもそうだが、好みの特性に対しても言えること。工作に対してのオーダーは誰でも出来るし、何処でも受け付けてくれる。しかし、特性に対してのオーダーは難しい。乗り手の体格、癖、体型、選んだ車型に望む特徴付け、それらを満足する形を数値で表すとどうか?を、要求する側、受ける側の経験に則った話の中で確定していかなければならない。

 そう考えると、最終兵器とは、正に最終であり、次が無いということ。つまり、自分の好み、使い方で最高の機能を提供してくれる理想像を描き、それを数値で示すとどうなるか?そして、どうなった!という事で決められたモノである。そういう最終兵器を一台企画して、その企画をベースにオーダーを受け付けてくれるビルダーを捜して製作に漕ぎ着ければ理想である。

 まぁ、実際は、市販車であっても、大方のポジションベースから自分の乗り方に合わせた調整で90%以上のモノになるのだが、それでも、用途に併せて考えたら、モアベターな選択が少々残るのも確かだ。今保有するバイク全てに言える事。それでも、ロード系バイクの場合は、メジャー故に理想に近いものが多いのも確かだが、ツアラー系バイクの場合は、マイナー故に、入手可能なモノが理想に近いか?或いは、それの作り手が何処まで理解しているか?に一抹の不安があるのも確か。ロードバイクのスケルトンそのままでツアラーっていうのも違う。ロードならロードで求める機能、それを満足する構成があるけど、ツアラーでも同じ。ツアラーに求める機能があって、その機能を満たす構成が特徴的にある。そういうのが理想だ。自分にとっての最終兵器は、ツアラー系のバイクであり、ツアラーユースに特化した最適性を得られるように考えてみようと思う。

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