お好み焼きと焼きそば
我が家は、サラリーマン家庭である。しかし、定期的?に自分が料理を作る事がある。月に6~7回程度の夕食の調理である。因みに、調理メニューは決まっている。日曜夕食には、お好み焼きか焼きそばを、そして10日に一回のペースでフライドチキン、唐揚げ、竜田揚げの鶏の揚げ物である。日曜日にお好み焼きを作るか?焼きそばを作るか?は気分次第だし、平日の鶏の揚げ物でも何をメインに作るか?も気分次第だ。
基本的に自分は料理が好きである。学生時代には料理店でバイト勤めしていた事もあるし、学生時代の内の5年間は自炊による下宿生活をしていた。得意?なジャンルは、中華料理、鉄板系料理関連、揚げ物というところ。因みに、大学、大学院の研究室配属時代には、毎週火曜日を定例会の日と定め、毎晩10時から研究室配属の学生で集まって料理して夜通し酒飲んで騒いでいたりして、基本的に料理は好きなのだ。
そんな流れで、結婚してから十年以上の月日が経ったけど、未だに、料理を習慣的に行っている。
鶏の揚げ物関連は、何を作るか?によって香辛料の組み合わせを変えて一晩漬け込むという作業から行うが、最近、家族で好評なのは竜田揚げ関連だ。そんな事はさておき、お好み焼きと焼きそばの話。
広島なら家庭でお好み焼きを作るのは普通かどうかは知らないが、我が家では普通のイベントだ。ただ、我が家では一寸変わっている。
それは、ホットプレートも、鋳物鉄板も、フライパンも使わない。何を使うか?っていうと、特注鉄板を使用する。
この鉄板は1999年の広島県立西部工業技術センターの技術展・実習展で呉高専の学生が作った鉄板を入札で落札して得たモノ。技術展に自分の開発した素材を展示してアテンダントで出掛けていた時に他の出品物を見回って見つけたものだ。これは通常の3口ガスコンロの上面を完全に覆うサイズの鉄板で厚みが7mm程度の鉄板を材料に作られたモノ。これを使ってお好み焼きを焼いている。お好み焼きには、当初こそ、いろんな具材を入れていたけど、今はシンプルに皮、天かす、削り粉、キャベツ、もやし、豚肉、そば、卵という構成だ。
最初に皮を薄く作り、削り粉、天かすを載せる。そして、キャベツ、もやし、豚肉と載せて、上にとき汁を掛けてひっくり返す。ひっくり返しても抑える事は無しだ。熱でキャベツの水分が蒸発して程良く蒸らされて自然と厚さが薄くなってくる。最初の1/2以下の厚さとなったときに過剰な水分を押し出す程度でウエイト(コレも鋳物で作られた一品モノ)を載せて水分量を調節する。それと同時、軽くそばをソースで炒め、最初の具材を載せる。そして、卵を割って、卵に味の素を少々かけてそばの上に具材の乗ったモノを重ねる。その後、程良い時間の後に反転して出来上がりなのだ。
因みに、焼きそばは普通に作るのだが、焼きそばとお好み焼きの大きな違いは何か?っていうと、中に入れる野菜の状態である。焼きそばはお好みソースでの野菜炒め状態で、一寸しなっているが、お好み焼きは蒸し焼き状態でソースの絡みが少なく野菜の甘みがしっかり残り、繊維の食感も残っているのが違う。
その違いなんだが、野菜のエキス、肉のエキスが残り、食感的にも具材の特徴が残るお好み焼きっていうのは、個人的には焼きそばよりも好きだ。
なお、そういう食感を残しながらも水っぽくならないのは、厚い鉄板でのお好み焼きならではの出来映えだ。自分がフライパンとかホットプレートで作ると同じには出来ないので、自分の意識では、美味しいお好み焼きは厚い鉄板が必須だと思っている。この鉄板が無ければお好み焼きも焼きそばも差違は無いように思うところだ。
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