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2009年11月22日 (日)

煙草を再考してみる。

 最後の煙草を吸ってから随分と経った。丸二年以上経過して、三年目突入である。煙草をやめるのは最初の一週間が難しい!ってテレビCM等で流れているけど、思えば、丸一年以上経ってからの方が難しいのかな?って思う。

 断って直ぐは意志の力が働くもの。しかし、時間が経つ程に、禁煙!って意識は薄れ、どっちでも良いかな?って気持ちが起こるのも現実。煙草も酒も常習性があるけど、その常習性の本当のところは、年数が経った時に現れるモノなのかな?って最近は思う。
 元々、習慣の無い人は関係無いけど、嗜好品として嗜んでいた人自体には、モノに対する拒絶反応は無い訳であり、禁煙という意志が無くなれば、再び関心が湧いて手が伸びないとは言い切れないものである。

 煙草を止めてなんか変わった事あったか?を振り返ると、、、、正直、何も変わらないというのが正直な感想。

 一般的な禁煙(最後の一本からの経過時間)の効果は?っていうと、

1.20分
 血圧、脈が正常に戻る。手先、脚先の血流が戻り冷えが改善する。
2.8時間
 血液中の二酸化炭素値が正常値に戻る。
 血中酸素分圧が正常値まで戻り、運動能力が改善する。
3.24時間
 心臓発作のリスクが減る
4.48時間
 末端神経の感覚が 正常に戻る
 味覚、臭覚が正常に戻る
 歩行が楽になる。
5.1週間
 睡眠のリズムが正常に戻る。
6.2週間~3週間
 新陳代謝が活発になる。
 ウォーキングなどが楽になる。
 肺機能が30%アップする。
7.4週間
 禁煙による離脱症状軽減、ストレス減少
8.3ヶ月
 食欲が回復する。(体重増加の原因か?)
9.1~9ヶ月
 全身の活力が増加する。
 タバコによる慢性的な症状(咳、鼻詰まり、疲労感、息切れなど)が減る。
 腸の野船も活動が正常に戻る。それによって、体の粘液や、気道を浄化する
 能力が高まり、呼吸器の感染の危険を減らす事が出来る。
10.1年
 血栓症や心臓発作のリスクが半減する。
11.5年
 肺ガン死の可能性(一日に一箱吸っていた人で)がおおよそ50%減少する。
 口腔がんの可能性も喫煙者に比べ半減する。
12.10年
 肺ガン死の確率が非喫煙者と同程度になる。
 前癌状態の細胞が正常細胞と置き換わる。
 発作の確率が顕著に下がり、ほぼ非喫煙者と同程度になる。
 喉頭癌、口腔癌、食道癌、膀胱癌、肝臓癌、すい臓癌になるリスクが減少する。
 寿命が数年延びる。
13.15年
 血栓症による心臓病になる確率が非喫煙者と同程度になる。

 とされている。これを見ると、短期的には体感しやすい効果、長期的になるほど自覚するのが難しい効果と見える。大雑把にいって禁煙1年で体感出来る部分、禁煙1年以上でリスクが減るという部分に大別出来そうだ。

 それを前提に、断煙3年の自分が振り返ってみる。自分の場合、喫煙習慣とは関係無しで水泳、筋トレ、自転車という運動を行っている。この中で特に水泳と自転車は、肺の機能が影響しそうなモノだが、それでも正直何かが変わったか?というと、改善したと自信を持って宣言出来る程では無いのである。

 一番大きな変化は?っていうと、起床時における口というか歯の乾きが無くなった事。口の中の気持ち悪さが無くなった事。歯にヤニが付かなくなった事である。そんな具合だから、煙草に対して正直ネガティブなイメージは今でも持っていない。実際、煙草を吸っている自分の姿は悪くないと思うし、単車でツーリング、峠で一服って絵柄は寧ろ好きなのである。今は一寸した一時はどうしている?っていうと、只単に、ボーッとしているようなモノ。飴も違う。ガムも違う、ジュースも菓子も違う、、、、なんか、その一瞬と停まった時間に意味を与えるモノとして煙草っていうのは、今でも悪くないと思うのである。

 そういえば、大昔に薬用煙草、ネオシーダーっていうのを買った記憶がある。服用方法は煙草と全く同じだが、効能は咳や痰の除去である。しかし、これとてタール・ニコチンを含有している訳であり、これの中毒患者も居るという。実際、学生時代に興味本位で買った事があるけど、不味くて吸えたモノではない記憶がある。
 ところで、煙草の吸い方も色々だ。最もオーソドックスなのは『吸い込む』ということ。次が『ふかす』という吸い方。これも言葉通りに考えれば、吸い込むというのは肺の奥迄取り込む吸い方で、ふかすのは、吹かすということで口腔内に煙りを貯めて吹き出す方法、、、つまり、全く違う吸い方である。この違いによっても肺へのダメージも中毒性も異なってくるだろう。

 多分、今の時点でこのような記事を書く事自体が、何とか吸う方法というか言い訳を探しているようにも見える訳であり、禁煙が完全に完了しているとは言い難いように思う。

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コメント

お久しぶりですね!
84kmもシティサイクルで走られる程元気なようで何よりです!
タバコ、実は辞めてチョット後悔しているのですが、難しいと言われる禁煙して三年目に突入している手前、吸いたくても、気持ち的に吸えないという状態が正直な所です。
正直、単車ツーリングの峠の山頂で一服+コーヒーというのが大好きな絵柄で、それが出来ないのはチョット寂しいかな?というのが自分の感想です。
それで、最近はタバコの楽しみ方、吸い方、ふかし方、燻らせ方でどう違うか?なんて事を考えたりしています。
酒も飲む頻度は激減しました。学生時代はショットバーでバーテンのバイトもしており、日常でも毎晩飲み歩き、飲んでいました。当時は?っていうと、月5~6のペースで合コンで出掛け、バブル時代故に、カクテル系を中心に洋酒ばかり飲んでました。それで、家でもブランデーの湯割りとか、バーボン系をストレートとか、ビールならギネスの黒ビールとかが大好きでしたが、就職後は飲みに出る機会が激減し、家で飲む機会も減りました。
正直、女子大、OL等々との合コンは大学生のすべき遊びで、社会人になって三十路前後で合コンって価値観は、学生時代からサラリーマンを見てみっともないという意識が強かったからです。
会社での飲み会というと、仕事の愚痴を聞かされる事、馬鹿話が多く、いつの間にか会社の人とは飲む事が泣くなり、飲むとすれば、年に数回程、趣味系の友人とイベント企画の打ち合わせを兼ねて飲むというパターンに限られましたが、所帯持ちになってからは、付き合いで歓迎会、忘年会で飲む程度になっています。
今では、気の合う人と年に数回飲む程度というのが飲酒の程度で殆ど飲酒習慣はなくなってしまいました。

投稿: 壱源 | 2009年11月23日 (月) 22時57分

毎晩一升くらい飲んでいましたが、車にすぐ乗らなければ成らない事が有ったのでやめて居ました。
禁酒宣言をしたんで後へ引きにくくなってしまいました。今でも後悔していますが。
そんなことで、酒をやめて9年になります。
いつでも飲める、再開できると思えば今飲まなくて良いのです。飲むのなら明日と思いつつ。
酒をやめての変化は、始めはイライラと不眠感。
夏でも汗をかきながら寒く感じていました。
3年経つと4年目からそのような状態がかなり減りました。同時に体重も減らしたので、血圧が80台まで下がりました。

タバコは止めていません。
パイプでぷかぷか。
一日量は、シガレット換算だと一箱位かと思います。

そんな状態ですが、今日は往復84キロ、古いベルト駆動で単速ギアのシティサイクルで羽田空港周辺を撮影してきました。

投稿: クマ | 2009年11月23日 (月) 22時41分

酒とタバコ、一方はブリンクマン指数、一方は酒指数、、、どっちも悪そうですね。
タバコの場合は、吸い方、ふかし方、燻らせ方で摂取ニコチンは随分と差がでそうですが、酒の場合は、100%肝臓が働きますね、、、そういう見方で見れば、酒の方が悪いっていうのも納得ですね。

投稿: 壱源 | 2009年11月22日 (日) 22時21分

タバコを止めたのは健康のためではない、と以前書きましたが、酒とタバコはどっちか止めたほうがいいかな?と思ったのは確かです。

個人的には酒のほうが体に悪いと思ってます。(量の問題なのは当たり前ですが)

投稿: yama | 2009年11月22日 (日) 13時45分

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