健康診断結果の利用法
健康診断の結果数値で、色んな所で色んな話、心配が飛び交っている。
数値が高いから心配っていうのが多いけど、以前も記事にしたように、低いから良いというものでもない。低すぎてもダメだ。
例えば、LDLコレステロールを慣例的に悪玉コレステロールといったりする。悪玉という表現から、無ければ良いという先入観を覚えやすいが、実は違う。そもそも、不要なモノが存在する筈が無い訳であり、そこに存在するのは理由があるから。それは、全てについて言える筈と考えるのが自然なのだ。
低すぎるLDLコレステロール、、、、これは、近年は免疫力の低下、貧血、癌発生リスクアップとかも言われている。HDLコレステロールだってそうだ。近年は多すぎる弊害を疑い、それを明らかにするという研究も行われている。赤血球、ヘモグロビン等々もそうだ。これが多いと心肺機能が優れる!って話もあるけど、それは適応を計った結果であり、逆は必ずしも真ならずなのである。只多いっていうのは、血液粘度が高く、脳梗塞等のリスクに繋がるという場合もあるのだ。
なんだって、適量、程々っていうのがある。大事なのはバランスだ。
ところで、人間の身体というのは非常に敏感に制御されて数値がバランスしているようだ。年に1~2回程度の健康診断結果を最新の値が判る度に、並べてみるようにしているが、毎年、数値が確実に変動している。毎年、自分の生活がどうかというのは、健康診断毎に振り返っているけど、毎年、食生活、間食の嗜好、運動の量というのが変化しているのだが、数値の変動っていうのは、生活パターン(ライフスタイル、食生活)の変化に起因している訳だが、どの数値が、どんな生活からもたらされたか?っていうのが、割と簡単に見えてくるモノだ。
これも、一年ごとに数値変化を見る習慣あってのものだが、そういう観察力を養う事ができれば、異常に対して中長期的にライフスタイルを見直し、その結果がどうなるかを常に判定することで、自分の身体の癖を見抜く精度も上げられる訳だ。
今回の健康診断では、運動後、入浴後、就寝前のチョットした間食ライフ+飲酒が数値に影響しているのが伺える訳で、その余暇タイムをカットすることで、昨年の結果に戻れるか?を試してみようと思ったのである。
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