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2009年11月 3日 (火)

自転車選ぶ時は?

 先日、ショップで自転車はどう選ぶ?って話題になった。
 自分は、どうするか?

 最初はクランク長を決める。クランク長は脚長で決めるって方法もあるけど、選択としては現実的には165mmか170mmであり、其処までシビアには考えない。ただ、170mmと決めたら、クランクを回す時の90度地点での大腿部の傾斜角度を測る。その数値から重心位置~ペダルスピンドル距離を求め、脚長測定値を求めてシート角を求める。好みのシート角が無くても、脚長が判ればシート角の調整はシート取り付け位置で調節できるからオーダーで無い限りは妥協の範囲に入るかどうか?を確認する。バッチリオーダー出来たフレームならば重心位置~ハンドルクランプはトップ長+ステム長となるけど、既存フレームを使う場合はその限りでない。因みに、ステム長はフォークディメンジョンで決まった値だからリーチの調整にステム長の調節は行わない。つまり、体型で決まったリーチ長からステム長を牽いた数値、本来ならばトップ長が自分の望んだ数値になっているかどうか?をフレームスペックから読み取る。

 敢えて判りにくく書いているけど、その求め方は人それぞれだから明かす必要は無いと考えているからだ。言えるのは、基本はシート角を見て、トップ長を見て決めるのである。シート角を見てサドル取り付け調整巾を考慮してスペックトップ長が実質トップ長とし他時に、自分のリーチが得られるか?これを重要視している。

 こういう見方で数値を見ると、自分に合いそうなフレームっていうのは、国産フレームばっかりである。外国産のフレームは自分が乗るには不自由なフレームが多い。

 でも、自分の体型はコテコテの日本人平均体型、、、、自分と同じ考えの人は、外国産フレームを受け入れないのでは?と思うんだが、実際は、街で見掛けるバイクの95%以上は舶来ブランドばかり、、、、不思議な感じがするけど、自分が変わり者なのかもしれない。

 まぁ、選び方は人それぞれの話、、、、でも、ここ何年か続けているエクササイズ走行では、追い抜くと100%に近い確率で反応される。大抵は、問題外だけど、そういう状況にならされてくると、抜く時に相手を推し量る事が多い。そして、この人凄そ!って思う相手は99%の確率で国産車の事が多い。ZUNOW、NAGASAWA、NAKAGAWA、3RENSHO、BRIDGESTONE、PANASONIC、、、そんなブランドばかり。この辺の自転車を見ると、抜く時、チョット躊躇してしまう事が多い。気のせいかどうかしらないけど、そんな感じだ。

 ところで、正直、最近のカーボンモノコックシャーシの自転車は好きでない。大抵の場合、作り方的には伸び縮みしない炭素繊維のシートを型に張り合わせて厚みを調節しながら立体を作っていく。当然、繊維から生まれたシートを張り合わせる訳であり、その隙間っていうのはボイドのリスクを抱える。形状的に複雑な立体を作るためには、そのボイドを如何に減らすか?が鍵だ。繊維の強度を保ち、繊維間に樹脂を緻密に含浸させるのが大事だが、繊維に対してはサイジングとかカップリングの処置を施し、形状を作る時にはテンションも必要。その全てが繊維自体の強度低下を招く。そんな事を考えると、其処まで、配慮しているか?というと、甚だ疑わしい。勿論、幅広く流通させる訳であり、一定以上の品質の安定性確保はデフォルトであり、そのためには、製造工程の機械化は当然されているだろう。伸び縮みしないシートをなるべく上手く貼り付けるには、シートの裁断、貼り付けの専用機械が大事であり、そこには厳密な寸法管理が為されている。

 そう、高度な品質管理を自動機械で実現するにはターゲットサイズが定められている。サイズのターゲットは何処を見ているか?というと、世界の自転車メーカーから見て最もマーケットの大きな地域に併せているのは当然と言えば当然。つまり、リリースされている外国ブランドのターゲットは、99%以上は欧米圏の体型を標準とした数値となっているだろう。そう考えると、カーボンの物性が云々、製造法が云々という前に、一番大事な数値が日本人向けでは無いのでは?というのが自分の考えだ。

 それ故に、最近のカーボンモノコック系の自転車が好きでないのだ。

 前述したように、自分が決めるのは、パワーの最大値が生まれる状態を計測し、その状態での骨格位置からスケルトンを決めていく。そういう姿勢が作れるかどうか?は、フレームのシート角、トップ長であり、その数値的な条件を満たすか否かが、国産車と舶来車では大きく違うのが現実。自分流に言えば、舶来車に乗ると、どうしても膝と腰に無理が掛かるような印象。それ故に選びたくても選べないのが正直な所。話が脱線するけど、膝が痛いとか、腰が痛いと言っている人は多分、自転車が身体に合っていないっていうのが結構多いのでは無いだろうか?少なくとも、自転車に復活して間もない自分が自転車に乗って、膝、腰、足首、、、、痛みを感じた事、攣ったりした事は皆無だ。

 『カーボン』って言われている材質は様々だが、最もポピュラーなCFRPは、モノによって(繊維の前処理次第、繊維の編み方次第、樹脂の選択次第、固め型次第、、、それって普通はカタログには書いていない。パイプ形状なら古来の組みによって編み上げた形状生成が一番だろうけど、そういうのは繊維目を見る限り自転車用には見られない。一番多いのはシートの積層ばかりだ。)は、確かに高性能な材料で、自転車フレームとしては悪くない選択肢だと思うけど、大事な大事なスケルトンという部分では、受け入れ難いのが現実。

 将来、満足した数値を持つ新素材系フレームが登場すれば、チョット興味があるけど、今の段階では、取り敢えずスルーである。

 話を元に戻すと、自転車を選ぶ時に最も重要視するのは、フレームスケルトンだ。シート角、トップ長、これが全て。なお、ステム長はリーチ調整には変更しない。ステム長は肩幅、フォークのスケルトンで決まった数値という認識だからだ。それ故に、シート角、トップ長を見て、自分の乗車姿勢が作れるかどうか?これを判断して選んでいる。

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