自律性にビックリ、、、、でも、、、
ここ最近は急激に気温が低下している。
11月になって実質的に衣替えを行ったけど、今週は一気に冬仕様である。
それに併せてビックリなのは、収縮期血圧が120mmHgとなり、心拍数が40台前半になっている事。
気温に連動して血圧が上昇し、心拍数が減少する。純粋に気温で血管が収縮しているから圧力が上昇気味故に、心拍数が下がっているのだけど、傾向が物凄く顕著に現れる。
で、思ったのは、血圧数値に対して脈圧が非常に広くなってきているのがどうなの?って感じ。
先日から拍動性とか拍動負荷を計算しているけど、拍動性数値が0.65を越えるような状況だ。拍動性とは、血圧変動率とでも言える無次元数。血圧の変動が平均値に占める割合の事であるが、これが多いと心疾患リスクが高まるとも言われている数字だ。高齢者の場合を例に挙げると、下が90mmHg、上が180mmHgの場合、脈圧が90mmHg、平均が120mmHgだから拍動性は0.75となる。普通に健康な場合、下が80mmHg、上が120mmHg、平均が106mmHg、脈圧が40mmHgで拍動性は0.37だ。よって、0.7近辺の数字は結構ヤバイと言われているのだ。
現実問題として、血管内の圧力変動率は非常に大きいのは事実だ。ただ、血管負荷と考えて頻度を乗ずると減るのは拍動負荷云々を記事にしたとおり。
自律性にビックリというのは、気温(体温)に対して加圧側の機能は凄く自律的に働いているのだが、逆に、負圧側の下の血圧数値は変わらないというのが興味深いところ。
血圧、気温、心拍数から身体の状態を推し量るパラメータに何が適切か?は、もう少し考えてみると面白いかも知れない。
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