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2009年12月16日 (水)

新型インフルエンザ、無症状が18%

 週末のニュースで目が惹かれたのが表題のネタ。
 何でも、新型インフルエンザは感染しても発熱等の症状が現れない人が18%も居るとの事。これは、大阪の高校での感染状況から判ったモノだそうだが、年齢層別に言えば、更に、無症状者比率が高くなるかな?とも思える数字である。インフルエンザに限らず症状が出ない感染の事を、不顕性感染と呼ぶが、ウイルスが感染力を持っているために、感染源としてはなりうる状態である。不顕性感染っていうのは、遺伝的体質、肉体的、環境的条件にもよるらしい。

 因みに、新型インフルエンザでは通常の高熱を伴う発症が1/3、軽い症状が1/3、無症状が1/3とも言われており、上述の不顕性感染というのには、軽い症状は含まれていない。つまり、感染したとしても顕かなインフルエンザ症状になるのは半分にも満たないそうだ。

 今回のインフルエンザは春先の情報では、感染=重大な事態とも思えるような報道が為され、当初は異常に高い感染率がピックアップされて、当初の印象では、感染リスクが高く、重症化したら死に至る!?なんて印象が先行していた。

 しかし、感染者(医療機関での受診者)が1000万人を越えたあたりから、死者が100人という。それで10万人に一人という割合だが、ここで基礎疾患を有する人を除くと、その致死率というのは更に1/3程度迄下がるというのが判ってきた。
 更に、感染者とカウントされるのは、先の不顕性感染者、軽症発症者でインフルエンザとの認識で医療機関を訪れていない人を見積もると、既に2000万人以上の人が感染している可能性が高いということ。6~7人に一人程度は感染している可能性が高いということ。
 更に言えば、身近な例では娘の小学校では、新型インフルエンザ感染者が200名以上との連絡で、クラスで9割近くが感染したとの事だけど、全てのクラスメイトが1~2日以内に回復しているという。結局、重症化した例が身近には皆無という状態。

 そういう事を考えると、過度に神経質になる必要もないのかな?とも思う。

 新型に限らずインフルエンザで重症化って例は、知っている限り、一件しかない。数年前に連れがインフルエンザ感染から肺の機能を失い他界したけど、それだけだ。

 正直、自分の娘がクラスで90%以上が感染者となった状況を過ぎて、皆勤賞を保つ最後の一人になっている。クラスでインフルエンザ感染が最多となった頃に、友人の家に遊びに行ったりしているのだが、それでも何も起こっていないというのは、感染していないというよりも、不顕性感染という状態の方だったのかな?という気もする。
 勿論、だから今後の注意を怠るという事はないけれど、春先に受けた印象とは随分異なってきたというのは事実だ。

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