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2009年12月28日 (月)

年齢別最高血圧の分布

 毎日、健太郎で血圧を測っているけど、そこの注意書きには、表題の分布表が掲載されている。具体的には、男性で例を挙げると、

・20代 126±14(mmHg)
・30代 132±17(mmHg)
・40代 136±19(mmHg)
・50代 141±19(mmHg)
・60代 144±20(mmHg)

 だそうだ。
 この分布表を見ると、高齢程、血圧が高くなる、、、、そう見えるのだけど、それは年齢の影響?って考えるのが自然なのだろうか?
 純粋に数値だけ見ると、高齢程、血管が硬くなって血圧が高くなりがちという表現になるのだろうけど、血管の硬さを証明する程には、血圧数値自体が高く為っているとは言い難いように見える。
 高血圧というと、本態性と二次性に分けられるが、遺伝的要因による本態性とは異なる二次性の高血圧症の原因は?というと、血液粘度増大、血管内径の縮小というものであり、これは血液成分の高粘度物の増大、血管内径側への付着物の堆積であり、このような変化は加齢によるものでなく、そのような変化に移行する生活習慣による負担の蓄積度が大きく左右しているのでは無いだろうか?

 加齢という表現で、血圧数値の傾向を言うならば、高齢者の分布下限と若年者の分布上限が大きく重なるというのは表現的に違和感を感じる。

 先の表の表現を変えてみると、 

・20代 112~140(mmHg)
・30代 115~149(mmHg)
・40代 117~154(mmHg)
・50代 122~160(mmHg)
・60代 124~164(mmHg)

 という事になる。傾向的には高齢程、血圧数値が高くなる傾向を示すが、その傾向が強いとは言いがたい。

 特に二次性高血圧が問題であるならば、その原因を作る疲労の蓄積度こそが問題であり、それを言うならば、喫煙における一日の喫煙本数×喫煙年数で定義されるブリンクマン指数(一日20本で20年の20×20=400で肺ガンリスク発生、600でハイリスク群)とか、飲酒においては一日の日本酒換算合数×飲酒年数で定義される酒指数(因みに2合ずつ30年で2×30=60が喉頭癌リスク増大)のように、高血圧状態となる蓄積を表現する因子を用いる方が判りやすいかな?という気がする。

 二次性の場合、血液成分と血管内径が重要であり、それは栄養過剰状態が主たる原因である。そして、高血圧症の場合、血液成分の浄化と血管内径の回復で改善可能であり、蓄積数が永遠に残る質でない事から、栄養状態の過剰性を示すパラメータと、その負荷に連続的に曝された年数を乗じるような指数を定義することで、高血圧症の度合をより傾向的に表現出来るのではないだろうか?

 栄養状態の過剰性というと、一番判りやすく定着しているのがBMI指数であり、BMI値と年数を同時に表現する数値が良いように思う。
 個人的には、直近で数年程度の範囲におけるBMI数値の標準値に対する偏差の累積値が高血圧指標に相関するのでは?と考えている。

 例えば、標準値が22だとして、5年前からの数値が28、23、22、22、22だとすると、+6+1+0+0+0で+7とか、28、28、30、30、32だとすると+6+6+8+8+10で+38と表現すると、期間内における栄養過剰による累積負担が求められるので、この累積負担と血圧数値の相関を取れば、年齢よりも収支過剰によって明確な血圧傾向が見えてくるように思う。

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