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2009年12月 5日 (土)

大人の科学、付録を組み立てた。

 先日、大人の科学って本を買った話を記事にした。

http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2009/11/post-05ec-1.html

 だ。
 この時は買ったという話。でも、組み立てる時間、読む時間が取れず放置プレイ中だったのだが、火曜日の夜に思い切って付録を組み立ててみた。
 この付録、見ると組立時間は約1時間とのこと。対象年齢は小学生以上ということだが、自分が組み立てるにもやっぱり一時間は掛かるかな?というのが第一印象。

 パッケージは、発泡スチロールの区分けに梱包されている。六枚の板を組み合わせて本体の直方体を作る構造。内部にはフィルムの巻き上げ機構、滅茶苦茶簡単なシャッター機構、前面に取り付けるレンズという構成だ。シャッターはシャッター板をスプリング3本の組み合わせで駆動するモノ。極めて単純な構成で部品はプラスチック部品をタッピングビスで組み立てる構造だ。この手の本格的なレトロカメラはプロ用の大きなフィルムだったような気がするけど、この付録は普通の35mmフィルムを用いる。

 カメラの側板はフィルムの巻き上げ機構を組み付け、前板はシャッター機構を組み付け暗箱を組み付ける。暗箱に対しては鏡でカメラの天板に取り付けるスクリーンに映像を映し出す機構を組み付ける。レンズは撮影用、ファインダー用でレンズフードにレンズを入れて本体にねじ込んで完成だ。

 出来上がりは、、、とてもチープで全てがアナログというか古典的。シャッター速度はスプリングテンションとフリクションで決まったもの。フィルムの巻き上げは、ノブの印を目安に巻き上げるだけ。自動的な送り機構なんぞ何も無し。驚く程シンプル。いわば、現代のデジタルカメラの対極のような存在である。
 しかし、出来上がりはオモチャならではの面白さがある。

 水曜日には早速フィルムを買って帰ってセットしてみる。フィルムのセットも壊れそうなプラスチックボディに慎重にセットする。フィルムのテンションをしっかり与えて蓋をして、フィルム送りがしっかり動くのを確認して準備完了。
 撮影する時は、左右が入れ替わっているのでデジカメとは違う独特な感じ。普通のファインダーカメラのような感じとも違う。上からスクリーンに投影された画像を見てピントを合わせるのだが、この画像もなんともレトロ。そしてシャッターは心許ないシャッター、、、、撮影してから、フィルムを送るのだが一枚分の送りの確認もシンプルそのものだ。

 しかし、このノンビリしたレトロアクションが堪らない。どんな写真になっているのだろうか?と考えるだけで楽しくなる。ネックは、フィルム代金が安くない事。36枚撮りしか入手できなかったけど、それで700円だ。現像代も掛かる。実際、撮りまくるとコストパフォーマンスは最悪だ。現像自体を自宅で行うのは実質困難、、、、現像のみ店で行って、写真にするのはフィルムスキャナーでパソコンで確認するとか、スキャナー読み込み画像を印刷するという感じだろうか?それで写真の雰囲気がどう変わるか?も関心事だ。

 それにしても、この『大人の科学』の付録カメラは面白い。

 こういうのを見ると、二眼レフってどうよ?って関心が湧くのも事実。今、二眼レフというと、シーガル、ロモの二社の製品が入手可能という。何れも120mmフィルムを用いるらしく、直ぐ買ってみよう!って事には繋がらないが、このオモチャで遊んでみて惹かれるモノを感じたら案外買ってみるかもしれない。

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コメント

懐かしいですね、EMSメモリー、、、、今や死語ですね。
私も自転車、単車の知識は古いですねぇ、、、、
まぁ、古い新しいに関わらず、自分の知識の範囲、即ち、自分で理解できる、使いこなせる範囲のモノにしか関心はありません。それは、自転車、単車、カメラ等々がそうですね、、、特に多機能路線の商品には、新機能であっても良さが見えない、使い道が思い浮かばないのには全く無関心です。

使うことも出来ないのに、モノばかり立派な様子程滑稽なモノは無いというのが持論ですが、自己否定せざるを得ないようなモノはチョット敬遠ですね。

投稿: 壱源 | 2009年12月 6日 (日) 00時08分

詳しいとはいっても、完全に廃れた知識だから意味が無いです。
フィルムの現像、印画紙焼付けもそうです。

PCなら基本メモリーやEMSの知識も意味がなくなりました。

そのせいか自転車などでちょっと前に仕入れた知識を偉そうに披露する輩がちょっと目障り、みたいなことを言いたくなるのかもしれません。
情報の価値ではクラシックカメラ並の気もするし。

投稿: yama | 2009年12月 5日 (土) 23時56分

詳しそうですね、、、カメラは?っていうと、大昔にオリンパスのペンを買って、次が名前を忘れましたがフィルムで二倍の枚数が撮れるハーフサイズのカメラを使ったのが最後で、その後は、ずっとレンズ付きフィルムでした。
デジカメでカメラを利用し始めたのは、僅か10年前くらいの話で、正直、完全にド素人です。

ド素人故に、自分の頭で理解できる範囲の機械しか関心が持てないので、付録カメラとか、トイデジが好きな訳ですね。

投稿: 壱源 | 2009年12月 5日 (土) 20時44分

フィルムカメラの実用性はほぼ零だと思いますが、外観やメカはいまだ惹かれるものがあります。

特にブローニー判の一眼二眼レンジファインダーは形が好きです。

中学のとき一番格好いいと思ったのはマミヤRB67ですが、レンズシャッター式一眼レフという非常にわかりにくい複雑な動作も魅力でした。

投稿: yama | 2009年12月 5日 (土) 17時25分

露光計、、、懐かしい言葉ですね。
シーガルなら安いモデルの4B-1、ロモならルビテル166+辺りが関心あります。国産の古いのも悪く無さそうですが、激しくマニアックに走りそうなんで、取り敢えず、付録カメラでどれだけ楽しめるか?を確認したいと思います。

投稿: 壱源 | 2009年12月 5日 (土) 14時30分

シーガルは露光計が無いので、単体の露光計も買ったほうがいいかもしれません。

私は二眼レフを勘露光で使ってましたが、モノクロでもあまりうまくいきませんでした。

投稿: yama | 2009年12月 5日 (土) 08時47分

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