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2009年12月26日 (土)

老化への抵抗

 前記事で、筋肉=体年齢とは言い切れない旨の記事を書いた。体年齢とは、本来持っている機能を眠らせていないか?に尽きるのである。

 では、体年齢を若く保つには何が効果的か?を考えると、これは人の持つ本来の機能をしっかり使う事に尽きるのである。生物の身体っていうのは、機能があっても使わなければ退化するかの如く適応するのである。何に適応するか?なのだ。運動に若い頃取り組めば、それに適応した能力を得るように、使わなければ能力は失うのである。どっちも適応減少なのだ。適応する時に、機能を獲得する方向か?喪失する方向か?が重要なのである。

 機能を失わないためには、備わった機能を使う事である。つまり、外界からの刺激を沢山受けるかどうか?に尽きるのであろう。思考に対する刺激、皮膚に対する物理的、温度的な刺激、運動器を使うどうかの刺激、消化酵素を多く分泌するか否かの刺激、少々の怪我疾病に対する過剰な薬剤依存の抑制、、、そういう事なのである。
 刺激を多く得る生活こそが、機能を失わせない重要なキーワードとなるのである。

 これは、一朝一夕で変える事が出来るものでは無いのである。非常に長きに渡る生活で獲得されるものであり、誰々がやっているから、自分も同じ事を、、、、ってノリでは絶対に上手く行かないモノなのだ。思考を怠慢し、運動からも逃避し、偏食を好み、、、、そういう生活を続けてきたとすれば、本来の機能の多くを失っており、結果的に体年齢を決する代謝基準値が低下するという事になっているのである。

 老化へ抵抗するには、一番大事なのは、価値観を改める事。人間性を改める事が大事なのである。生活習慣における様々な状況における判断を改めるには、人間性を司る価値観の改革が必要なのである。ある部分だけを真似するという考え方では、ダメというのは、そのこと自体が、機能喪失ということであり、それに気付く事、つまりは価値観を変える事が、最初の一歩だと言える。

 価値観を変えて生活する。見るモノ全てに感心を持ち、考える。そして、出来る事は自分で行う。出来ない事も自分で行うように心掛ける。そして、人為的なモノの摂取を避けて偏食、簡易食に走らない事。つまりは、率先して煩わしさに取り組む事を良しとするように生活する事が大事なのだ。しかし、口では言っても、それを実践するというのは非常に困難だろうなぁ、、、、、個人的には、そう思うのである。

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コメント

そうですね、老化とは肉体面と精神面の双方で言える事ですね。
自身、老化を意識している時点で、精神的、思想的に老化している事の証明になっていると思います。

新旧という時間軸に従って良否の感想を述べるのは、考え方が老化しているように思います。
しかし、時間軸に限らず良否の感想を言える場合は、その中で新しいモノ、若いモノに苦言を呈するのは、老化という事は関係無いでしょう。

投稿: 壱源 | 2009年12月26日 (土) 08時37分

老化は精神的なものもあると思います。

懐古趣味なんかはいいと思いますが、新しいものを毛嫌いしたり、「昔は良かった」「今の若いやつは」なんて言ってるひとは既に精神的老人なのでは?

バーチャルの世界に入り込んで自分を1流選手やすごいインテリのように夢想する、みたいなことも老化防止にはいいのかもしれません。
明らかな嘘が入ってくるとただの虚言オヤジと思われるだけですが

投稿: yama | 2009年12月26日 (土) 07時14分

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