ミドルVツイン
11月以降は週末の昼下がり以降は、SV650SとCX改に乗って峠中心で走り回っている。
峠は?というと、センターラインがあるか、或いは無いかという道で、速度は乗せる事は出来ない峠だ。せいぜいサードのパワーバンドの手前という速度域、セコ中心の峠である。セコ~サード、パワーバンドというかトルクバンドの範囲で遊ぶ感じの峠だが、実に楽しい。これがガンマだとパワーバンドが狭すぎて、選ぶギアが低くなりローとセコになるとシフトショックの多さ等々で楽しくない。よりハイパワーなバイクだと、ロー固定とか、ギクシャク感一杯となる。実際には、250ccクラスが具合が良いのだろうけど、それでは物足りない部分も少なくない。
そんな場所で走るミドルツイン、車重は軽くないし、車体もCXでは小さくない。重量も乾燥重量で170~220kgだが、エンジンの特性が重量への意識を消し去ってくれる。重量を消して、トラクションも程良い感じ。これがミドルツインの最大の美点だ。パワーだけだとパラレルツインも悪くないのだが、通い慣れた峠は、過去を遡ると、ツインではGSX400E、CB400D、Z250FT、GPZ400Sでも頻繁に通った峠だ。そんなツインのバイクは漏れなくステップをする。マフラーに穴が空く状態で、案外、攻めにくい記憶がある。
当時、単車選びの時は、如何にステップを擦らないか?が大きなテーマであり、ステップのアップ化、センタースタンド取り外しに勤しんでいた。それでもマフラーに穴が開くのがどうにもならないという印象であり、単車選びの大きな要素は、パワーでも何でもなく、ステップを擦らないで走れるか?というものだった。
その後、単車は2ストか、V型エンジンかというのが好みになっていった大きな要因なのだ。実際、当時、XZ400に乗り換えてからはステップこそ擦っても他は擦らないというのが大きな印象となっている。そして、今、SVとかCXで同じ場所を走る。SVではステップをする事なんてまず無い。CXでは相当に高い速度域で車体が沈み込んだ時に路面のギャップで揺れた時とか、限られた時でしか擦った事がない。まぁ、CXの場合は、大改造に近い変更によって足回り全体で車高が高めになっているというのもある。
単車選びで大きなポイント、それは、ミドルVツインに集約される。ポイントは二つだ。
1.常用速度域でセコ、サード中心にトラクションを掛けてのシフト操作が楽しめる。
2.深いバンク角で安心して車体を寝かし込んで旋回動作を楽しめる。
この二つを持つバイクこそが、自分の出した答えだ。しかし、同じ答えを出すライダーはとても少ないようだ。実際、こんな趣味は少数派であり、少数派故にメーカーからリリースされる事も極稀、、、、、チョット寂しい。乗り換えるバイクが見つからない。
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