フレームオーダーに向けて、、、、
将来、自転車のフレームをオーダーしたいと考えている。
オーダーするからには、吊るしで手に入るモノとは違う、オリエンテッドなモノにしたいし、そうしなければオーダーの意味は無いとも考えている。オーダーというと、工作のオーダー、スケルトンのオーダーがある。優先順位は注文主の考え次第だ。オーダーの良さは発注者の意思が繁栄したモノが得られると言う事だが、或る意味、リスクも抱えるモノである。リスクとは何か?というと、オリエンテッドな要求が、致命的な過ちの場合も考えられるからだ。高い金払ってゴミを作りかねないというのである。
それ故に、オーダーとは非常に難易度の高い話になるのだ。
自転車の良さは、他の車両と違えて乗り手に併せて仕立てる事が出来るということ。下手がピッタリというのが最良の自転車ということ。自転車の性能とは、仕立て次第といってよい。仕立てのレベルを考えると、一番良いのは、特定の個人に合わせた仕立て、次はどうか?というと、乗り手の属する人種を想定した既製品、最後は、世界市場をターゲットに万人に向けた製品ということになる。
そう、順位を付けると、
1.フルオーダー
2.セミオーダー
3.日本人なら国産マスプロメーカーの国産品
4.世界市場をターゲットとした輸入品
ということになる。勿論、極一般的なポジションフィッティングで不都合の無い状態は作る事が出来るのも事実だが、用途に特化した特徴を前面に出して本質の部分でメリットを浮き上がらせる事が出来るか?というのとは別問題である。
そういう一品を得るには、特性を表す要素の指定を間違い無く行える知識が必要ということになる。注文主の実態に合わせると、どうするべきか?を注文主自体が理解して加減を指定する事が必要なのである。
それ故に、スケルトンフルオーダーで特徴を与えるっていうのは、非常に難易度の高い作業である。しかし、それは望まなければ身に付かない知識でもある。望んで、考えて、知識の破片で納得する。これを繰り返す事で、考えを体系的に組み上げていく事が大事なのだ。
だから、オーダーフレームを欲している今、そういう作業を行っているのである。フレームのスケルトンが何を意味するか?それがどう影響するか?その数値がどのように感覚として伝わってくるか?それを求めているのである。
未だ道半ばだが、少しずつ解ってきた部分がある。その解ってきた部分に着目して実際に載って感じる。そして考えが如何ほどか?を体験して経験に置き換えている。この作業が楽しいのである。
全ては、目的を叶えるという妄想が起点だ。妄想を論理に置き換える作業、これが非常に時間が掛かるのだが、それが一番楽しい時でもある。
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