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2009年12月23日 (水)

ゆったりスイム

 先週の泳ぎ納めでは、3000mの所要時間短縮を目的というよりは、プルとキックのタイミングを色々変えて楽に泳げるというか、推進力をなるべく失わないタイミングはどうか?を気にしながら泳いでみた。忙しなく泳ぐでなく、ストロークは短水路25mで5~6ストロークくらいだ。ターン自体で軽く数メートル以上は進むから、50mの時よりストローク数は減るのは当然だが、概ね1ストロークで、4m程度は進ませるような泳ぎ方である。

 手で掻いた後、息継ぎで上体を持ち上げるリカバリー後に入水と同時にキックを行うのだが、キック後の伸びた姿勢となった時に、如何に上体で生じるブレーキを最小限に留めるか?が勘所である。そのためには、プルに要する時間は最短に留め、プルでは推進するというよりも、上体を引き上げる事に留意する。上体を真上というよりも、斜め前方上方に飛び出すように掻くのだが、プル自体は内掻きよりも外掻き気味の方が上体を短時間で引き出しやすい感じである。掻いた後に手を前方に伸ばす際には、顔の前面から頭を、手を合わせて水の流れが乱れないようにカバーするような心掛けである。その際はプールの底に視線を置くようにしなければ顔や背中の姿勢的にも抵抗が増える。

 そんな感じで、サッと引き上げてキックは踵で水を感じながら行う。キックでは畳んだ状態から膝関節が伸びる瞬間に掛けて大きな力でその後は脚を揃えて推進している間は抵抗を生まないように心掛ける。

 そういう泳法では25mを30秒程度である。30秒で5ストロークだから6秒毎の呼吸だ。大きく息を吸って6秒間で息を吐き出す。これは自由形とは呼吸法が一寸違う。全体で大きなリズムを刻む、腹式呼吸というか、横隔膜を大きく動かす呼吸法というか、そんな感じだ。
 ピッチを上げて25mを25秒程度にすると50mを50秒で、3000mを50分というペースだが、その程度ならば、プルとキックでの最大の力を水を捉える事が出来る範囲迄増やす事で対応出来る。決して、ストロークを増やして掻く回数を増やそうとしても、1ストロークあたりの距離が短くなるリスクの方が高くなる。
 大きな力で、プル、キックを行うと、その分、1ストロークで進む距離が伸びる。結果、ストローク数が減る。ストローク数を減らしながら、進む距離を増やす。1ストロークで要する時間はそれ程増えない、、、そういう条件が満たされた時に初めて効率よくペースを上げられるのである。

 プルとキックの力の下限、水を捉える方法を考えながら、プルの際の手の角度、脇の閉め方、キックのパターンもウィップかウェッジか中間かの組み合わせを様々に変えてトライするのだが、ツボに嵌った時は気持ちよいくらいロス無く1ストロークでの距離が伸びる。この違いの顕著さっていうのは、自転車なんかでは、なかなか判らない感じなのである。

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