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2009年12月29日 (火)

ミドルVツイン

 先週末も午後はVツインの単車に乗った。秋以降、雨の降らない週末は殆ど皆勤でSV650SとCX怪に乗って走った。

 走る場所は、通い慣れた峠、自転車でホームコースと定めたコースと併走する車道を中心としたエリアである。まぁ、一般道だけで、三桁の速度域には達する事は稀な場所ばかりである。
 こういうエリアを走って思うのは、このミドルクラスのツインエンジンは実に心地よく、扱いやすく、過剰でなく不足もないパワーとトルクというのがよく判る。発進して、ロー、セコ、サード辺り迄、パワーバンドの中程迄引っ張って加速すると、イイ具合の速度域にアッという間に到達する。そこから、速度を保ったままトップ近辺迄シフトアップしてクルージングである。その状況からの追い越し加速を含めた走行時の加減速ではシフト操作不要でアクセルワークのみで十分以上のレスポンス。そして、信号に合わせての減速、曲がり角での減速も、イイ感じでブリッピング噛ませながらシフトダウンして、セカンド辺りのギアポジションでサッと曲がってバン!と加速する。
 市街地の混雑した状況では、5速以上をホールドして回転域を低く保ったままでもノッキングのような症状、しゃくりも生じない。アイドリング+1000rpmでも全く問題無い。
 速度域が同じ故に、一般道の峠道でも基本は同じだ。セコとサードを中心とした走行、ロー迄は必要無い、場合によっては4速に入る事は在るけど、パワーバンドにおけるパワーの程度、トルクの太さ、使うギア範囲におけるギア配分、、、、その辺が実に使いやすい。少々の勾配でパワー不足を感じる事は無い。車体の大きさも寝かし込み、切り返しを含めて手に余る大きさでもないし、路面の荒れで暴れる程に軽くもない。

 基本、発進以外でローは使わない。セコとサードで常用域を全てカバー出来るというのが何よりである。そして、定常走行、クルージング走行ではトップギア近辺でノッキングしなくて走れるのは燃費的にも楽だし、夏場では低いギアで高い回転数故のオーバーヒート気味な症状にもならないのがイイ具合だ。

 乗れば乗る程に、このクラスのバイクが実に心地よい。確かに、長いストレートの続く状況、特に、上り坂でも稀にある長い直線では全開にするとパワーがモノ足らない気がしないでもないけど、そういう状況ではエンジンパワー勝負であり、そこで速度を載せる気持ちが無いので関係無い。

 今のコンディションでは、このサイズを心地よいと感じているのだが、加齢、老化、衰えで、これが手に余るような感覚を覚える時が来るのかも知れない。今できる事を将来も出来るというのが大切であり、身体のキレを失わないように過ごすのが大事って事を単車に乗っても実感する。
 単車に乗って時折遊ぶ?のは、上体と下半身の姿勢を保ったままに上腕を完全にフリーにして身体が支えられている事を確認したり、そのままの体制で峠の下りをリアブレーキと下半身だけで下ってみたりして遊ぶ事もある。実際、下りを攻めて走ってどうか?っていうと、ブレーキを掛けても腕が膠着している事もない、基本は上腕フリーなんだが、下半身が大事なのだ。やはり、自転車に乗って体力維持を勤めるのも大切だが、それで維持しているコンディションが活用出来る事を確認するためにも、単車にしっかり乗るというのが、それ以上に大切だ。

 個人的には頭で描く格好良さは、自転車で漕いでいる姿よりも、単車を扱って曲がる時の姿の方が随分と勝っているように思っている。自分が納得できる範囲で格好良く単車に乗るってことは、自分が納得できる姿で、自分のイメージ通りに曲がるという事。イメージ通りに曲がれる自分をずっと保ちたいものである。

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コメント

拝見致しました。
目茶渋ですね!!!カッコイイです。
こういうバイク、好きですねぇ、、、、、
この時代のイタ車、特に好みですねぇ!

自分の心の中でのファイナルマシンは、モトグッチですが、やっぱり1980~1990年代のモデルのどれかを得たいと思います。

投稿: 壱源 | 2009年12月29日 (火) 13時03分

今うちにありますのでよろしければ見てください。
下カウルとサイドカバーがありません。

http://www.rupan.net/uploader/download/1262057676.jpg

http://www.rupan.net/uploader/download/1262057578.jpg

投稿: yama | 2009年12月29日 (火) 12時40分

1982年製っていうと、初代ですね!
格好いいです。空冷Lツイン+特徴的なシートカウル、、、、、
私は、アレ系のポジションが好きですね。

投稿: 壱源 | 2009年12月29日 (火) 11時30分

そのドカティは1982製で設計が古い上に、レストア前は錆びだらけという保管状態だったので、今の物と比較すると快適性はかなり低いでしょう。

オーナーは旧車レストアマニアでメインはハーレーなのでそんなに気を入れては乗らないと思います。

投稿: yama | 2009年12月29日 (火) 11時13分

渋いですね!MHレプリカですか!
初代のモノ、最近のモノ、何れもカッコイイと思います。
私は好きですよ、あのポジション。MHレプリカでは無いですが、最近のモデルで同系のモデルは乗った事がありますが、良いですね!
この手のバイクは常に振り回す、扱いきるという意識が無いと疲れるっていうのは事実かも知れません。
実際、バックステップ+FRPシングルシート仕様のガンマは、攻め続けてこそ疲れを感じないモノで、そういう意識が無いと快適とは言い難いかもしれませんね。
でも、一日500km以上を攻め続けるようなツーリングが好きですから、、、

投稿: 壱源 | 2009年12月29日 (火) 08時30分

きのう知人がドカティMHレプリカというバイクに乗って家に来ましたが、90度vの為かハーレーに比べ振動が非常に少なかったです。

しかしクラッチ激重、セパハン低過ぎ、シート高過ぎ(このタイプでは普通?)でただ跨る気にもなれませんでした。
オーナーも疲れるから長い距離は乗らないと言ってました。

投稿: yama | 2009年12月29日 (火) 07時52分

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