B-ODR1、良いじゃないか!
会社の同僚が表題の自転車を注文した。定価は136,000円だが、付いているパーツはエントリーグレードだ。ODR1の上がORC23で、SORA組で159,000円、TIAGRA組で169,000円である。
以前、パナソニックのエントリークロモリロードバイクでは、レ・マイヨLってモデルが存在したけど、これがSORA組で91,350円だ。それを考えると、2300系パーツ組で136,000円っていうのは、パーツ価格を差っ引いてみると、価格帯の割りにはフレームは結構良さそう。フレーム自体は上級のORC23系と殆ど同じで、チェーンステー、シートステーのみ異なる構成のようだ。このフレームで良いのは、フェンダーステー用ダボ付きエンドと言う事と、ブレーキのアーチが57mm仕様ということ。対応アーチはORC23も同じだけど、ORC23ではステーダボは無いので、アーチが57mmを選ぶ理由が見えないけど、ODR1はフェンダーのためのアーチサイズと考えれば整合性もバッチリ。上級グレードに買い換えるとしても、この車体ならフェンダーを付けて街乗りに移行させるのも容易い。なかなかの構成だ。正直、このフレームだけ欲しいくらいだ。
一般に、エントリーグレードというと、殆どが2300~SORA組でリリースされている。GIANTで言うと、DEFYシリーズがそうだ。DEFY3が2300組で87,150円、DEFY2がSORA組で99,750円、DEFY1が105組で147,000円である。ルイガノで言うと2300組のCR23が71,400円、SORA組のCENが93,450円、TIAGRA組のCTRが126,000円だ。
概ね、何処のメーカーでも2300組なら70,000~90,000円、SORA組なら90,000~110,000円、TIAGRA組なら110,000~130,000円というパターンである。
因みに、パナのORC23のフレーム、FRC23は95,000円もする。これから言うと、SORA+パーツで64,000円、TIAGRA+パーツで74,000円である。これはコンポ以外のホイール等々も含んだ値段だ。2300系+パーツでは概ね50,000円くらいだ。
これを踏まえて考えると、ODR1はフレーム単体で90,000円弱というところだろう。他メーカーのモノを見ると、SORA組では本体フレームは車体価格から部品価格を引く訳で、100,000-64,000=36,000円程度、TIAGRA組でも120,000-74,000=46,000円程度だ。
自転車っていうと、正直、フレームがどう?コンポがどう?で走りなんて変わりはしない。
そういう意味では、どういう買い方が幸せな買い方か?というのは、買い手の考え次第であるのは事実だけど、それでも、この方のような選択は悪くないと思う。頻繁に複数台の自転車を買い増したり、買い換えたりというのが難しいのであれば、ベースから必要性に応じて少しずつグレードアップするのも一つの楽しみだ。その際は、多くの人が、ワンランク上の部品を欲するモノ。グレードアップしても変にならないというか、グレードアップの余地が在る程、モノに注力する時間が長く保てるとも言える。そういう意味では、交換出来る部品にコストを最初に突っ込むよりも、交換出来ない部分にコストを掛けておく方が長く楽しめるようにも思う。
| 固定リンク
コメント