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2010年1月11日 (月)

エンゾさんて、どんな人?

 昨年の暮れ、12/30の異様なアクセスアップの理由は、巨大掲示板のとあるスレに、当ブログへのリンクが貼られたから。そして、そのスレは、エンゾ早川さんって方への意見を集約するスレだったのだが、そんな影響力の大きなスレの話題になっているエンゾ早川さんって、どんな人?って思うのは不思議ではないことだろう。

 勿論、名前くらいは、聞いた事ある。ニシダサイクルさんに置いてある自転車雑紙の特集のコーナーに時折固有名詞として見つける事が出来る。というレベルで、自分の知識としては、自転車が好きな評論家のような方で、何某かの著者でもある方という印象。

 その後、この方がGIOSのショップ店主という方というのも知ったけど、それ以上の認識は無い。

 色んな著書を執筆されているということで、本を買えば意見や考え方を知る事が出来るだろうけど、基本、最近は自転車の選び方、買い方、乗り方、、、、そういうのに全く関心が無いので本を手に取る事もない。勿論、第一の趣味の単車でもそうだ。峠を攻めるのが好きでも、攻め方読本なんて、どうでも良い。どんなバイクが発表された!ってネタも関心が無い。部品だってそうだ、、、、、って事で、単車、自転車関連で書物を買う事は極めて稀である。

 買うとすれば、持っている愛車の情報が掲載された過去車アルバムとか、タイヤカタログとか必要なデータが掲載されている時だけで、他人の主観に彩られた情報には関心が無い。

 ということで、この方がどんな人か?は知らないし、GIOSってバイクがどうか?も全く関心は無いけど、言えるのは、著作して、ショップを経営して、、、、ということで、相当に好きなんだろうなぁ!って事だったんだけど、前述のような経緯で、チョット簡単に調べてみた。
 なるほど、、、、結構、面白そうな人だ。何よりも信念を持っている感じ。チョット、度が過ぎているようで、それが毒舌論評になっているのだろうか?ただ、情報発信の段階で毒舌吐くっていうのは、当然、その応答は予想しての事だろうから、その反応を楽しむって目的もありそうだ。何にしろ、反応が激しい事を承知で毒舌っぽく吐き続けているっていう部分で、相当に自信と自負があるのは確かである。それ故に、理念の違うモノを見ると歯がゆくなったり、否定してみたくなったりするんだろう。
 取り敢えず、自分で大好きなモノに突き進めるっていうのは幸せだろう。ただ、どんな世界でも突き進んで盲目的になるほど、思考が排他的になるもの。これは自分にも当て嵌まる事だけど、その盲目性と排他性が極端になり、有名になっているから、巨大掲示板で話題の集まるネタにもなるんだろう。まぁ、ネタになる程の存在ということだから、凄い話だと感心するばかりである。

 ただ思うのは、この世界、ロードバイクのユーザーは速くなりたい!上手くなりたい!って思う人が少なくない筈だが、そのハートにつけ込むようなのは、どうなんだろ?って思うし、そこに頼ろう!って思う人に対しても、どうなんだろ?って思う。
 こういうのって、自分で探すのが一番楽しいはずだけど、答えを人に聞いたりして楽しいのかな?っていうのが素直な疑問。そして、氏の性格がどうか知らないけど、自分で掴んだ勘所というか、奥義っていうのは、多分、人にはホントの所を伝えていないような気もする。自信を持つ人ほど、自信の得たモノを得るに到った労力の価値を大事にしているだろう。そんなモノを安易に触れ回る事はチョット考えられない。言ってる部分は、ジェネラルな話だろうし、或いは、敢えて判らないように表現しているのかな?なんて勘ぐってしまう。

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コメント

こんばんは!コメント有り難う御座います。
そう言えば、氏は指南本も出されているようですね。
そういうニーズがあるから執筆されているんだと思います。身近にも、どうしたら速く走れるか?を聞いてばかりの素人さんが居ますが、雑誌の特集でも、如何に速く?系の特集の時は売れ行きが良いようで、この世界で関心の高いものなんでしょう。

それで思うのは、読んだり、聞いたりして速くなれるなら誰も苦労しないということです。仮に読んだり、聞いたりして速く為れたとすれば、それは元が相当に酷い状態だったと言う事の証明にしかすぎないということです。
どんな世界でもですが、少なくとも、基本とは異なる競技という特化した世界、専門性の高い世界では、体験して会得する事に勝るモノは無いと思います。同じ事が出来ても、それを真似てやったか?自分で気付いたか?の違いは顕かで、自分で気付かない限り、次のステップ、別のステップで自分で気づける可能性は極めて低いと考えています。

そして、素人程、次元の低い世界で迷う訳ですが、その次元の低い世界くらいは自分で見付けないと次は絶対に無い訳で、クレクレ君ほど、自分で見付けるというチャンスを聞く事で逸していると思っています。

ロードとかピストとか、そういうのは競技車両であり、本来の用途で使ってナンボのモノです。それ故に、それを通常で使う場合は特別の配慮(保安部品、周囲への気配り)が必須で、それが見えないバカは乗る資格無いと思います。私は基本的に誰にでもロードとかピストを奨めるのは間違いだと考えています。TPOを弁え、己の技量を弁えてこそ乗る資格があると思います。

と言う事で、30年前のオールドサイクリストな考え方でした。

投稿: 壱源 | 2010年1月12日 (火) 21時10分

エンゾ氏の本は僕も読みました。雑誌などで知っていましたが本を読んで「う~んコテコテの親父だなあ~」ってのが感想です。どうやったら速く走れるか?を具現化しているのは評価していますが、僕的には速くなりたければレースにたくさん出る!!チームに入るが一番の近道で骨盤を立てるとかペダリングなぞの理論はレースで一番になれ!とは言わないけど、せめて集団でゴールできるくらいの練習をつめば何が大事かが自然と理解できるのが持論です。僕はチームに属さず個人で本を読みながら走りかた学びました。ただし今のレベルになるまで10年かかりましたが、チームに入れば3年で習得できるだりうなあ~。遠回りしたものです。ただ今だから言へるんですが本から得た情報を自分の体にイメージ化するのは難しいですよ。僕も回転が大事って体(頭ではありません)が理解できたのは高速で集団走行して初めて頭と体が一致しました。だから、理論をよりもレースをたくさん出ない。
まあ、そう言ってしまうのも極論なんですが、僕だったらエンゾのところで絶対に買わないって事です。なにより自分以外のショップで買った自転車は直さないって点が気にいらん(泣きついてきたんだから直してやれよ)ってね。なにかの縁があって自転車に接したんだから助けてやるのが先駆者の務めだろう。

それとピストバイクの件ですが、よく見かけます。しかも街中でノーブレーキのハンドルのステムのそばしか握る程の幅しかないからフラフラしてアブナッカッしい。そのうえブレーキが無いからトロトロ走っている。
そんなこう光景を見ると流行でやっているんだなあ~って。オイオイ!!ピストは純粋にスピードのみを追及した究極の競技自転車だぞ!!スピードを出しなんぼのもんじゃあろうがい!。雑誌のせいも問題あるけどね、ピスト乗るならトリックくらい決めれないととか。
自転車がはやるのは良い事だけどこれらノーブレーキなどのあきらかに道路交通法に犯する素人サイクリストには渋い顔をしているコテコテ親父の一人です。

投稿: トリプルおやじ | 2010年1月12日 (火) 20時33分

インプレッションっていうのは、正しく感想ですからね。
万人にとっての共通の感想は有り得ないですから、それを前提で読むモンだと思いますよ。
著者の感想文というスタンスですね。私が試乗記とか指南本を参考にしない理由そのものですが、、、

投稿: 壱源 | 2010年1月11日 (月) 22時59分

徳大寺氏は当時社長だった川本氏と親しかったからホンダを・・とかいろいろしがらみもあり公平な評価なんて出来ないのです。

メーカー主催の試乗会も短時間しか乗れないので、細かい事などわからないと思います。(試乗会用特装車もある)

まして自転車なんて四輪と比較にならないくらいたくさんあり試乗会なんてものも無さそうだから、比較評価なんてものはまったく不可能でしょう。

投稿: yama | 2010年1月11日 (月) 22時43分

こんにちは!
乗り方云々、買い方云々は価値観を有する著者の世界観ですもんね!
それを承知で、著者と同じ世界観ならOKですけど、そうでない世界観ならNGですもんね!

賛同者、批判者双方居られるようですが、世界観が違えば我関せずを通せば問題ないでしょうね。

投稿: 壱源 | 2010年1月11日 (月) 17時43分

著書を読んだ事が無いので言う資格は無いかもしれませんが、四輪で言えば徳大寺氏、カメラでは田中長徳氏のような存在らしいですね。

どちらも文章が面白く、趣味がある人なら買う価値があった本だと思いますが、購入の参考としては・・
といった感想です。

投稿: yama | 2010年1月11日 (月) 08時35分

 こんばんは!コメント有難う御座います。
 私は昔のサイクリストです。それ故に、ロードバイク=ロードレーサー=競技機材という認識ですね。

 それ故に、競技機材を公道で使う、、、競技に使うための使い方は競技者のアドバンテージに繋がるモノと考えています。そこには、基本と固有があると思いますが、どこまでが基本か?どこからが固有か?という事を考える訳です。

 現代のロードユーザーにはロードバイクは普通の選択でしょうが、昔のサイクリストにとってのロードバイクは競技のための選択ですから、乗り方、扱い方で、基本部分、固有部分の境目は違うと考えています。

 ですから、その境目の部分では、教えるべき事か?或いは、考えて生み出すべきか?は意見が別れると思います。
 私自身、ホントの奥底は、自転車に限らず、掴んだ事を全て伝えるか?というと多分違います。

投稿: 壱源 | 2010年1月11日 (月) 01時08分

ロードバイクライディングスキルを自分で探すのが楽しいというのはあるが、それはあくまで「基本」が身についた上でのハナシだろう。
何事も基本としての型を身につけて、しかる後に、自分の型を見つけるもの。
ダンス経験の無い人に、いきなり好きなように踊っていいよといわれても、まごまごするばかり、それと同じ。
エンゾ早川は、別にハートにつけこむというのではなく、幸福な自転車乗りになるために、ちょっと背中を押してあげている手伝いをしているのだ。そこは理解して頂きたいところである。

投稿: 早川円蔵 | 2010年1月11日 (月) 00時25分

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