« 多機能携帯端末は嫌い。 | トップページ | 好きなタイプ »

2010年1月30日 (土)

配慮と主張

 自転車は車両という認識はOKだ。
 しかし、車両なら自動車と同じか?というと、それは違う。例えば、高速道路で大型車が追い越し車線を走ってはならないとか、原付が二段階右折とか、一応、車両毎にルールがある。

 そして、自転車は現行法では車道も歩道も通る事が出来る乗り物だけど、車道では自転車らしい振る舞いが必要だし、歩道でも然りだ。

 車道での自転車らしい振る舞いとは、左側通行、基本はキープレフトである。他の交通に対しては、道路の流れを阻害する程に失速するならば、左に寄って単車、自動車を先行させるのがマナーであり、ルールである。
 歩道での自転車らしい振る舞いとは、歩道を走る段階で、その存在感は多くの利用者がそうであるように基本は歩行者と等価になるべきである。歩道で車道を走行する車両の如くの振る舞いが危険を招くのである。歩道では、歩行者レベルの速度で走るべきなのだ。

 自分も反省すべき点がある。それは、歩道を走っている時は歩行者と同じようなモノであり、対向する自転車も歩行者並の注意力で走っているという意識を持つべきなのである。そうすれば、携帯を操作したり、ふらつき、並進する自転車に対しても寛容になれるのである。今までは、携帯操作、ふらつき、急停止する事を批判していたけど、こいつらは意識として歩行者であり、多くの歩行者が並進、携帯操作しているのが普通という現状を見れば、自転車という車椅子に乗ったのが歩道を走る自転車という認識を持てば、怒りの感情も静まるな!って考えに改める事にしたのだ。

 車道では車両、歩道では歩行者らしく振る舞うというのが大原則であり、マナーと考えるのが最大公約数的に多くの人が納得出来ると思う。

 今日、そんな思いを抱きながら帰宅していると、普通の道路がエラク渋滞している。それも速度で10km/h以下、、、、、脇を単車が抜いていく、、、、少し広くなったけど車の流れは解消せず、、、、、このまま1km程度走っただろうか、、、、前方を走る車が一台、また一台と右左折して消えていく、、、、すると前方に現れたのは、GIOSのシクロクロスに乗ったサラリーマン、、、、ちょっとした勾配の道路の真ん中をトロトロと上がっている。これが原因。自転車が車道を通るのは良いけど、その速度で後方に渋滞を作って走るって、どんな神経?というのが正直な感想。結局、最後の最後迄、このGIOSは車に道を譲るつもりが無い様子、、、、最後は、道路の分岐、合流を利用して一気にパスしたけど、正直、迷惑な話だ。

 俺は、娘に自転車に乗せてサイクリングに出掛けるけど、自分より速い車両が迫ってきたら左端に寄るか、停止するかして先に行かせるように指導しているけど、多分、このGIOSはそういう事はしないんだろう。自転車=車道、遅くても後ろは構わない、、、、そういう意識なんだろう。

 最近は主張する人を多く見るけど、実際は、配慮が必要なのだ。配慮とはマナーである。それは何時わかるか?っていうと、立場を変えると一発で判る筈。立場を変えれない奴は配慮が行き届かないのだ。

 一般に、単車、自転車、自動車乗りは事故を起こしにくい。それは、どれかに乗っていても他の動きが読めるからである。つまり、配慮が行き届くのだ。子供や高齢者の自転車事故が多いのは、単車や自動車の動きが読めないから。単車と事故する四輪は、単車の動きを知らないから。そういうものである。配慮を持てない奴は、主張する資格なんて無いのだ。

 今日のGIOSを見て、チョット怒りの感情が爆発だ。

 因みに、俺はラングスターで10%オーバーのヒルクライムする時も道路の真ん中は絶対に走らない。路側でキープレフトだ。路肩から数十センチの位置を保って走るし、狭いところで後方に車の気配を感じたら停まって先行させる。これは普通だと思うのだが、こんな事が判らないスポーツサイクル乗りが居るなんて、、、、正直、残念というか、吃驚。

 配慮、影響、、、、そういうのが何で判らないのだろうか?子供と一緒だろうに、、、、

|

« 多機能携帯端末は嫌い。 | トップページ | 好きなタイプ »

コメント

 言われてみれば、そうかもしれません。乗っていた自転車から、精一杯だったとは思いませんが、漕ぐのに夢中で後ろ迄、気が回らなかったんだろうと思います。

投稿: 壱源 | 2010年1月31日 (日) 00時28分

狭い道が多い地域なので、自転車でも車でも譲り合わなければ通れません。最近気付いたのは、余裕無さそうな態度の方は運転するのに精一杯の様で、譲れないし挨拶も出来ないように見えました。
道路の真ん中をゆっくり自転車で走る方、漕ぐだけで精一杯なのかも。

投稿: クマ | 2010年1月30日 (土) 23時18分

なかなか人は立場を変えて見る事は出来ませんね。
ただ、中高生に対しての思いについては、自分のその頃を考えると、なかなか厳しく言えるか?というと、そうとも限らないので、注意はしても喧嘩腰は無しかな?と思います。
まぁ、そういう配慮が行き届かない人が増えてきたのが今の社会かな?っていう、諦めに似た感情があるのが我ながら寂しいものです。

投稿: 壱源 | 2010年1月30日 (土) 20時40分

道の真ん中を走ってる自転車は年寄りや女性でたまに見ますが、それだけじゃなく左右ふらついてることが多いので抜くのに注意が必要です。

堂々と右側を走ってきて、こちらに気づいても避けないひともいますが、多分どちらも免許を持っていないのだと思います。

投稿: yama | 2010年1月30日 (土) 20時25分

かもしれません。
自分も左端を自転車で走行中にクラクションを鳴らされて、腹が立った事があります。
自転車に乗ってる人の多くが左端を走る事を忘れて真ん中を渋滞の先頭となって走る人も少なくありません。それが、お互いの意識を対立的にしているんだろうと思います。

投稿: 壱源 | 2010年1月30日 (土) 15時38分

自転車に限らず後方にまったく注意しないひとが多いですね。

自転車に乗るときは基本左端を走りますが、道が荒れていたり水溜りがあるときなど中央寄りを走ることがあるので後方確認用ミラーが無いと私には不安です。

前も書きましたが、普通幅の車道の左端を走っていただけなのに、後ろから来た車にクラクションを鳴らされ、頭にきて追いかけた(逃げられた)ということがありました。
そんなに前に自転車が気になるなら、徐行すればいい話で、クラクションなんてもっての他です。

GIOSのひとみたいなのに何度か遭遇して、自転車=邪魔者という感覚が染み付いてるのかな?

投稿: yama | 2010年1月30日 (土) 07時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 配慮と主張:

« 多機能携帯端末は嫌い。 | トップページ | 好きなタイプ »