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2010年1月12日 (火)

血圧の変化から見たトレーニングメニュー考察

 一般的に運動を行うと、心拍数が上昇する。そして、収縮期血圧が上昇し、拡張期血圧が加工する。更に運動を続けて発汗すると循環血漿量が減少し、血圧維持のために末梢血管が収縮する。そうすると拡張期血圧が上昇する。しかし、末梢血管が収縮しているために拍出量が減少し、収縮期血圧は低下する。

 これは、運動時における血圧の変化の傾向を示したモノ。

 さて、これとは別に、運動後、疲労を翌日迄持ち越した時に血圧はどうなるか?但し、オーバートレーニング症候群というように疲労が抜けず慢性的なモノでなく、急性的なモノの場合はどうか?である。

 以前も記事にしたことがある。

 http://replica2st.cocolog-nifty.com/diet/2008/11/post-ef51.html

 であるけど、今現在、金曜日翌日の土曜日がこんな調子である。通常より血圧が低く、心拍数が高めになるのだ。

 金曜日は平日と違うのが、3kmを60分で泳ぐという自分的には結構ハードなスイムである。これをやると、スイム後は身体が重い、体温が高めになる。全身が怠い状態がスイム後の数時間は続く。この状態のまま、通常の筋トレ系を1時間チョット行って、その後、反復負荷を併用したローラー台を一時間行うのだが、その翌日土曜日は毎日がこんな調子。
 土曜日に血圧測定出来るのは土曜日に出勤した時だけだけど、この時は何時も血圧は低く、心拍数は高くなる。症状的には、身体の各部が痛みと怠さを感じている状態だ。

 しかし、これは狙ったモノだ。この狙いが大事なのである。恐らくは、このような状況で回復させずに続けるとオーバートレーニング症候群となるのだろう。

 でも、トレーニングでは、いろんなルールがある。五原則+二法則

・過負荷の法則・・・負荷慣れするので負荷を少しずつ上げる必要性がある。
・特異性の法則・・・種目に特化した能力を見定める。

・意識性の原則・・・トレーニングの意義をよく理解し、目的をもって積極的におこなう。
・全面性の原則・・・心身の機能が調和を保って全面的に高められるようにする。
・個別性の原則・・・個人差をよく理解し、個人の特徴に応じたトレーニングをおこなう。
・反復性の原則・・・続ける事が出来る負荷を継続する。
・漸進性の原則・・・体力の向上とともに、しだいに運動の強さ、量や頻度を高める。

 ここで、身体の適応状況に合わせてメニューには、徐々に負荷をアップさせるリズムが必要である。つまり、一週間のメニューを組んだとすれば、そのメニューは平易なメニューでなく、抑揚が必要。抑揚させるのは、負荷、量だ。
 自分の場合、平易なメニューにスイムという負荷を入れて、翌、土日を抜き気味にして月~木をコンスタントで揃えている。金曜にアップ、土日にダウンというリズムだ。そこでアップした時の翌日のコンディションが、オーバートレーニング気味な症状となる。勿論、これでは症候群になるので土日で抜く。抜いたら月曜日には通常のコンディションに戻るのである。

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