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2010年2月 2日 (火)

自転車って言っても。

 自転車と一言で言っても、これは纏める事が出来ない。それは、車両のタイプの事でなく、乗り手の意識次第だからだ。基本は、所詮人力車であり、競技用だろうがママチャリだろうが、同じモノ。乗り手以上の動力性能は出てこない。どっちも同じものであり、脚の往復動運動を車輪の回転に変換させて進むという点では、数十万円の自転車も一万円足らずの自転車も同じモノである。

 自転車を分けるのは車両タイプとか価格でなく、乗り手の意識で分けるのが適切。分ける意識としては、乗り手が自転車に乗った状態を、車両を運転している自覚があるか?歩行者の延長としての意識か?が大きく違うだろう。

 歩道利用者の多くは、低速、並進、携帯操作、音楽鑑賞、ふらつき、脇見で走っているけど、彼らは自転車を運転しているという意識は皆無であり、歩行者意識で自転車に乗っていると言っても過言ではない。
 一方、車道利用者が車道を走っている時、基本は車両を運転しているという意識が前提となっている。

 つまり、自転車といっても、一方は車両、一方は歩行者なのだ。自転車の良いところというか、都合の良い(?)ところっていうのは、ある時は車両に、ある時は歩行者に意識次第で変幻自在に変化出来る事。これは、偉そうにマナーを叫ぶスポーツサイクルユーザーでも、車道走行中に車道を(交差点ではない)横断する横断歩道の赤信号を無視したり、一時停止を行わなかったりする例も多く見掛けるし、交差点で突然歩道に進入して歩道、横断歩道を都合良く利用して、その後車道に復帰するという使い方が認められているという現状が利用者意識の混在というか、不定要素を生みだしているといって過言ではない。

 自転車の関係する事故のパターンを挙げてみると、、、、

1.歩行者と歩行者意識で歩道を走る自転車の事故
2.車両意識と歩行者意識を自在に変化する際における自動車との事故
3.歩行者意識の自転車と車両意識の自転車の事故

 というのが多い。要は、意識の違うモノ同士の事故が多いのである。それは、自転車が歩行者にも車両にも変化できるというのが一番の原因だろう。

 では、どちらに統一するか?というと、それは画一的に論じられない。子供車、高齢者、ママチャリっていうのは、歩行者意識だろう。自転車なんて車椅子と同じ様な扱いの場合もある。この利用者意識を一方に誘導する事が一番だろうけど、それは利用形態に広さから難しいもの。
 今、各所で歩道内における自転車レーンの設置、車道における自転車レーンの設置が進められているけど、その分岐である交差点等ではレーンが消滅しており、その交通の混在する箇所が事故の多発地点であることを考えれば、もう一工夫欲しい所ではある。交差点の歩道部分は、進行方向に依らず交通は制限を受けていない。非常に混沌とした状態。そこが事故の多発ポイント。交差点界隈の交通の制限を如何にするか?これがレーンの整備の前に必要では無いだろうか?

 個人的には、交差点エリアの境界線とか、横断歩道の前後範囲では、歩道内にバリケードを設け、自転車の一端降車や一時停止を強制するような整備が有効かな?と思ったりする。過去に自分が自転車を利用していて怖い思いをしたのは、真下を見て前を見ないで運転する爺さんに真横から突っ込まれた事があるけど、横っ腹から突っ込まれるっていうのは、進行方向が90°の関係故の事。交差点界隈では、停止、直進、右左折の車両と歩行者が狭い範囲で車線無しでシャッフルされた状態。これが一番リスキーだと言える。真っ直ぐの歩道にレーンを整備しても効果は薄いかな?というのが偽らざる感想である。

 思うのは、車道と歩道の往来が自由というのが、そもそもの間違い。となると、事故の起こりうる場所において、立場が変化出来ないようなインフラの整備しか手立ては無いのではないだろうか?

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コメント

難しい問題です。マナーやモラルと言われても、それを守るかどうか?は人間性の問題ですからね、、、、、色んな人が居るという前提で過ごすというのは、個人の対応ですが、それでは、社会としての解決には成り得ません。

インフラの整備というのは、如何に実態に即した対応が出来るか?であり、机について机上の論理で進めても良い結果は得られないでしょうね。本当の意味で、根回し、調査、、、、そういうのが必要ですね。

投稿: 壱源 | 2010年2月 2日 (火) 11時27分

マナーに付いてですね。
上から矯正(強制)しても無駄でしょうね。
いかに納得してもらって、協力してもらうかという事で、歩行者も、自転車も、クルマも共生できるということですかね。
そのためには根回しが重要ですね。
インフラも整備するし、こんな風にするともっと楽で安全であると意見を出してもらったり示したり。お急ぎの方が利用しやすい所も用意できたら良いんですけれどね。

投稿: クマ | 2010年2月 2日 (火) 10時11分

おっしゃるとおりですね!
色んな人が居るのが社会であり、それで如何に身を守るか?を考えるのが一番大事です。
社会に居る色んな人は、それぞれに価値観や考え方があるので持論を強制するなんて不可能ですものね!

但し、インフラを整備する側の人間は、それを前提に流れを整える工夫をする際には、色んな人をコントロールする方法を、もう少し考えるべきだと思います。

投稿: 壱源 | 2010年2月 2日 (火) 09時27分

ふらふら走る老人、交通規則を知らない子供、傍若無人な飛ばし屋などは何をやろうが絶対いなくならないので、いかに近づかないか、関わらないかしか考えられません。

ブログで(偉そうに)長々マナーを説いてる人がいますが、そんなのを読んで改心する人なら初めからまともな乗り方してるよ、と言いたい。

投稿: yama | 2010年2月 2日 (火) 07時18分

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