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2010年2月 4日 (木)

四十肩、五十肩

 肩を痛めて可動範囲が狭くなった。今は回復しているけど、動かしていると多くの人から、四十肩?五十肩?って言われた。

 ということで、四十肩、五十肩を調べてみた。

 すると、症状的には正しくであり、可動範囲が狭くなる事らしい。原因は炎症とされているようだ。
 症例的には、前兆が存在する。前兆は、肩の違和感、しびれ感であり、これを検知したら肩関節の運動を行う事で発症を予防出来るそうだ。この原因というか、慣用名を正式には、肩関節周囲炎という疾患の事。肩の動きは非常に複雑故に、炎症が起こりやすい。それが中高年で発症しやすいのだが、原因は特定されていない。
 症状的には、腕の捻り、上げ下げで肩の痛みが出る。それで上着を来たり、帯を結ぶ動作に不都合が出るそうで、関節内に石灰が沈着していると激しい痛みを伴う。特徴的な症状としては肩の背中側を押しても問題無いけど、胸側を押すと痛いという。

 この診断は、次の動作で診断する。

・両腕を前方から真上に上げる。
・両腕を真横から真上に上げる。
・上腕部を水平に保ち、腕を上下に動かす。
・上腕部を真下に保ち腕を水平に前後に回転させる。
・両腕を腰部に回す。
・両腕を後頭部に回す。

 ということだそうだ。

 基本は、痛いから動かさないと関節が固まる訳であり、これは、骨折等で動かさない状態の後に動かす時の難しさと同じモノ。ゆっくりと少しずつ動かせるように体操するのが大事である。
 大事なのは適度な運動を日常的に行う事なのだ。

 まぁ、一説には打撲や捻挫、脱臼が切っ掛けで発症するという話もあるけど、そのような症状で肩のかばいすぎて動かさない生活に馴染んだ結果、動きにくくなるというのが真相。

 関節を動かさないと、ホントに動かなくなるっていうのは、過去に大腿骨粉砕骨折で大腿骨を金属で補強整形手術をした時に、膝の関節は約1ヶ月間動かさなかったのだが、術後のリハビリ開始時点では膝関節が全く動かなかったのを覚えている。
 確か、真っ直ぐにも伸びず、100°以上曲がらず、、、って状態。痛みにかまけて居た時は、リハビリの進行度合から、一生走れない、階段の上り下りが出来ない、自転車も乗れないと脅された事を覚えている。
 その時、どうしたか?っていうと、ホットパックで関節を暖めて、力ずくで関節を腕の力でひん曲げるようなリハビリを行って医師に叱られた覚えがあるが、御陰で、丸三日の強制リハビリで膝は曲がるようになった。

 ところで、この度の肩の打撲では、当日は全く力が入らなかったけど、軽い動作で翌日はウエイトが掛けれてスイムもOKだった。その後、一週間で回復したけど、丁度一週間目でフルパワー掛けて逆に傷めたのは愛嬌だが、今は殆ど問題無く動作する。
 やはり、傷めたといって過保護的に過ごすのもNGだろう。動かしてナンボである。勿論、過負荷はNGだが、過保護もNGである。頃合いの良さ、適度な負荷、それが大事。負荷の適正値を見誤らないのが大事であり、それは自分でしか判らない。そこが怪我からの回復の速さの差であろう。
 

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コメント

 そうですね、しかし、人によって許容できる痛みは、本人しか判らないので、難しいところですね。

 大袈裟な人、そうでない人、人によって同じ負傷でも痛みの感じ方は様々で、実際、色んな人を見ると、その痛みの程度はどのくらい?って思います。

投稿: 壱源 | 2010年2月 5日 (金) 11時03分

そうですね。
まだ骨が付かないうちに動かしすぎるのは危ないですが、GOサインが出たら動かさなければ駄目ですね。
リハビリの様子を見ていて、痛いから怒ってしまうタイプの方は結局動かない方向へ行ってしまいますね。痛み止めを飲んでから動かしたりする事も有りますね。痛みの峠を越えるまでが大変ですね。太古の人の骨から、折れたまま動かしてもう一つ関節(偽関節)が出来ているのが見つかった事が有りますね。そこまでいくと痛くなかったのではないかと思ってしまいます(判りません)。

投稿: クマ | 2010年2月 5日 (金) 10時54分

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