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2010年3月16日 (火)

究極はオーダー

 ずっとフレームオーダーに憧れている。オーダーには色んな次元がある。色、デザイン、工作、、、、色々だけど、自分はそういう部分への拘りはあまりない。自転車を道具として捉えているので、やはり自分に合った道具として、機械としてという側面を重視している。オーダーしたいけど、するに見合う納得が得られるか?が自分の中で芽生えないと踏み切れない。良く判らないままにお任せでやるならオーダーする意味は無い。既製品で十分だ。判ったつもりで後悔するのも嫌である。勿論、最初から満足できるモノに辿り着くか?というと、そんな事は無いだろうし、どんなに満足しても、大抵は、それから次のステップを考えるだろう。だけど、少なくとも、オーダーして得たモノに喜びを感じるモノを得たいというのは当然だ。それ故に、ジオメトリー、ポジションには知っている知識をフルに活用して何時も考えている。

 自分の場合、どの距離をどの程度の負荷で、どのくらいの時間走るか?で基本的な部分を決めている。その基本を何処に置くか?っていうのは、個人の趣味であったり、体力であったり、用途で相談して決めるモノと考えている。
 自分の基本は、距離で100km、これを3~4時間で走りきると言うのが基本と定めている。この使い方を基本として、これと同じペースで距離を伸ばす場合はどう?とか、これと同じ距離を長時間で走る場合はどう?とか、更に短時間を更に速いペースで走る場合はどうするか?とか、そんな風に、用途に応じて構成を変化させていくのである。

 どんな自転車も乗車姿勢は皆同じ、、、、という考え方は脳内に無いのである。

 昨今のロードバイクブームでは、ライディングポジションとかセッティングの指南っていうのがあるようだけど、それでは、自分流の細かい使い分けに応じたモノが得られない、、、、そう、考えている。

 短時間でも、なるべく大きな出力を得られる、、、、そういう場合、使える筋肉は全部使え的な発想で乗り方、ポジションを決めていく。長時間を低疲労で、、、って場合は、やはり、疲労の分散、つまり乗り方の広さを重視したポジション作りを受け入れる機材作りに傾注するのである。
 ペースと持続時間の兼ね合いは、個人の資質次第であり、何を以て速いとか遅いは言えないけれど、それは、乗り手の選ぶ基本をベースに、それより高速ながら短時間とか、低速で長時間とかを定めるのが自分流だ。

 今の蘊蓄本や指南説には、いろんなのが飛び交っている。股下×0.875とかの係数でハンガー~サドルトップがどうのとか、クランク水平で膝の皿下にスピンドルとか、、、、そういうのは知っているけど、それで定義すると、乗り手が決まれば自転車の乗車姿勢は全部決まる?って事になりかねない。
 実際、一つの自転車に乗る時でも、疲れを分散するのに、サドルの座る位置を変えて使う筋肉を変えるっていうのは昔から在る論理。でも、これに従うと、前述の幾何学的な位置関係が狂うのは自明の理であり、色んな諸説を見ていく程に、なんだかなぁ?って感じを持つのも事実である。

 自分の場合、自転車をセッティングするというのは、二つの要素があると考えている。一つは能動的な要素、一つは受動的な要素だ。他の表現をすれば、動力的な部分と操縦性的な部分とも言えるかも知れない。勿論、その中の全てを自分の納得できる理屈で決める事が出来るか?というと、必ずしもそうでない。まぁ、誰も似たようなもんだろうとは思っている。自分の納得できる理屈があるかといえば、違うけど、納得できるか?というと、80%は納得できるという感じだ。

 動力的な部分は、発揮できる力と維持できる時間で考える。時間が短くても、その時間で最大の出力を狙う場合の決め方という場合、疲労は痛みは或る程度黙認するという考え方。勿論、そんな所に着眼したものは、長く快適にという使い方は出来ない。
 しかし、そういう割り切りが特化した用途で自分の納得できるスタイルを得る事が出来ればOKという考えだ。こういう考えが自分流であり、こういうやり方は、あんまり見掛ける事が無い。案外、一般的には間違いな方法かも知れない。それでも、最近は、大分自分の納得できる考え方が見えてきた。

 そろそろ、ホントにオーダーしてみたい、、、、。オーダーできて満足出来るモノが得られたなら、それは、どんなブランド既製品にも勝るモノ、、、、そう思う気持ちは変わらない。

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コメント

 究極は自分のためだけの仕立てですね。
 でも、仕立てに見合った知識があるかどうかが問題で、自分で仕立てる事が出来る知識と経験を身に付けるのが先決です。
 それが出来る自信を得た時には、オーダーしてみたいと思います。

投稿: 壱源 | 2010年3月16日 (火) 10時10分

自転車を使う人へ合わせる事を考えると、オーダーメードの服に似てくると思います。
一度はオーダーメードしてみるのも良いですね。
究極は自分で作るように成りそうですね。

投稿: クマ | 2010年3月16日 (火) 09時42分

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