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2010年3月23日 (火)

フレーム探そう。

 シルクのR1ピストがトップチューブCC長(T-CC)530mm、シートチューブCT長(S-CT)530mmだったから、T-CC530mmのR2-4ロードもてっきりS-CT530mmと思っていたら実は550mmだった。S-CTの寸法はシートポストの出しようでどうにもなるから関係無いけど、サドルとハンドルの落差を確保するにはS-CTが大きなフレームは難しい。それ故に、落差に50~100mm程度を得ようとすれば、自分の場合はT-CC530mmでS-CT530±10mが理想だ。
 しかし、ツアラー車の場合、キャリア上にフロントバッグを置く。するとキャリア~ハンドル迄の距離は或る程度欲しい訳で、ハンドルは下げる事は無い。用途的に考えてもサドルトップとハンドルの落差を大きく取る必要もない訳だ。すると、S-CT530mmに拘ることなく550mmでも十分使える訳だ。ツアラーの場合、フレーム自体の弾性率を下げる場合はフレーム三角は大きい方が望ましい。感じる事が出来る出来ないでなく、敢えて選ぶならという話だ。

 すると、S-CT530mmよりもS-CT540~550mmの方が良いかな?なんて思いも脳裏をよぎる。しかし、大きく取りすぎてスタンドオーバーハイトが高すぎると使いづらいのも事実。実際、S-CT550mmの小林フレームではギリギリというか、チョイ厳しい。同じS-CT550mmでもR2-4なら余裕。これはハンガー下がりの違いだろう。仮に違っても10mmも変わらない筈であり、少なくとも、自分の股下の場合、S-CT550mmはハンガー下がり等々の違いによって乗りにくい場合も在りうる訳だ。R2-4の場合、偶然良かっただけだろう。
 あと、最近思うのは、T-CC530mmと決めているけど、ランドナー、スポルティーフの場合は、その限りでも無い。っていうのは、フロントキャリアにフロントバッグを置く。キャリアには後端にバッグがフレームにずれないようにストッパーが設けてある。バッグの固定はキャリ上に載せてハンドルバーでベルトを結ぶ。つまり、T-CCが短くステムが長い構成の場合、ハンドルバー位置に対してヘッドパイプが後に位置しており、キャリアの後枠が後過ぎる事がある。つまり、逆にT-CCが長いとキャリアの後枠が、その分前方に行くので、ハンドルでフロントバッグを固定した時にフロントバッグが変に傾いたりしないのである。つまり、ロードとかピストでT-CC530mmならばランドナー、スポルティーフではT-CC540mm狙いでステムを短めで作るとキャリアの後枠でバッグが固定され、ハンドルでベルトを掛けてもハンドルの中央部を握るスペースが生まれるのである。勿論、ハンドルハイトが高い分、アップライトになるのでSAも自分のロード/ピストデフォルトより少し浅めとなる。使い方、構成を考慮に入れると、やっぱり、スポルティーフはスポルティーフとしてジオメトリーを決めた方が幸せになりそう。

 その辺りを考えると、なかなか満足できる車体を探すのは難しい。直付けセンタープル仕様となると相当に古くエンド幅も120mm仕様が多い。これで組めない事もないけど、普通に130mmくらいで作る方が楽だし、装着できるパーツに制約が生まれすぎるのも後々どう?って感じ。
 そんな事考えていたら、最終兵器は、ショップオーダーで作るしか無さそう。究極は東叡だけど、SILKの再生塗装をお願いした絹自転車製作所さんも拘りの一品が得られそうだ。二枚肩+シルクラグ+直付け台座っていうのも可能。或いは、目星を付けている完成車サンプルを、とあるビルダーから調達するのも面白そう。

 旧車をスポルティーフっぽく作るのも限界がある。マスプロ完成車の中古探しも完成したときの満足度が微妙だし、当時の上級車を入手したとしても実際には妥協点が残る。何よりも旧車ベースでは、維持時の保守性が厳しい。現行仕様でいける方が道具としては良さそう。

そんな感じで妄想中。やっぱり、ロードフレームに如何にフェンダーを付けて、キャリアを付けて、センタープルブレーキを付けたとしても、、、、それはスポルティーフモドキであり、ニセモノの、まがい物に過ぎない。リアルに本物のスポルティーフが欲しい。ニセモノはニセモノなのだ。

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コメント

 自転車に限らず、なんでもですが、マニアックになる程に小さな差違が見えてくる物ですね。

 でも、電気的、回路的な物と違い、大きくは物理的な違い故に、その気になれば、出来ない事は無いのも現実です。

 パソコンでも改造可能なレベル、電源周りとかでは可能ですが、相当詳しくないとBIOSレベルの改造は難しいですし、アーキテクチャレベルの違いとなると素人には実質不可能ですね。
 デジタルカメラとかになると、仕様の違いは素人では乗り越える事は出来ません。

 そう考えると、自転車、単車なんて、案外単純なモノかも知れません。

投稿: 壱源 | 2010年3月23日 (火) 11時43分

 ロードとか、ランドナーのフレームは、ぱっと見た感じでは同じ様なダイヤモンドフレームで、違いが良く判らないですが、細かい所が違うんですね。
 古いフレームには、今の部品が付きにくいのでしょうか。パソコンも1980年代のシャッシーに、現代の部品が付き難いですね。勿体無いと思いつつ、始末したのを思い出します。

投稿: クマ | 2010年3月23日 (火) 10時29分

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