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2010年3月12日 (金)

好奇心と成長

 好奇心っていうのは何がそうか?って考える事がある。興味を示す事全般がそうなのか?まぁ、そうかも知れない。しかし、興味の示し方、好奇の示し方は別個であり、興味を持つ気持ちは、好奇心というよりも探求心という言葉で分けた方が良いかな?と思う事が少なくない。

 サイトのアクセス解析とか、他人と会話していたりして思うのは、人によって知りたいというベクトルが様々だな!って事。

 自然に思うのは、それぞれが思う疑問に対しての探求活動。
 不自然に思うのは、他人がどう考えているかを知りたがる詮索活動。

 どっちも好奇心というか探求心なんだろうけど、前者は納得、後者は恐い、、、、そういう感じなのだ。

 前者は気になるのは自分の本心、後者が気にするのは他人の目、前者は中身を重視、後者は体裁重視、、、、そういう感じがする。

 何かに取り組む。取り組む時、取り組む人は自分の理想を掲げる。掲げた理想に自分なりの問題提起と解決方法の試行錯誤を繰り返す。そういうのが普通なんだろうと思う。
 しかし、何かに取り組む、取り組む時、取り組む人は理想の人を掲げる。掲げた偶像と同じ行動をすれば、そうなれると模倣を繰り返す。こういうのも、よく見る光景である。

 このような探求活動は同質か?っていうと、自分的には異質だなって印象である。

 これがエスカレートしたり、恋心が対象になると、所謂、迷惑防止条例やストーカー規制法に掛かるような行動に該当するのだろうか?と思ったりする。
 ただ、そういうモノに該当しない世界では、このような模倣行為、コスプレ行為っていうのは、割と普通なんだろうと思ったりする。模倣やコスプレで模倣の対象が非常に遠い世界の場合は、良くある光景と言える。例えば、80年代のレーサーレプリカブームでのメットやツナギのレプリカルック、現代のロードバイクのレプリカレーパン、レプリカレーシャツが該当するんだろう。

 ただ、こういう好奇心の持ち方っていうのは、人格的に完成している筈の成人世代では並列で存在するものでは無いという気がする。
 幼い頃、、、、だれもが、ヒーローに憧れる。ウルトラマンだったり、仮面ライダーだったり、今だったら、プリキュアだったり、シンケンジャーだったりする。しかし、現実を知り、成長する毎に、理想は遠くのモノから近くのモノ、最後は自分の事になるのである。中学生、高校生なら、打ち込む世界のプロに憧れるのは良くある話。成人すると、最後は自分の理想が憧れの対象となる。それが、人間の成長であり、それは自分の身の程で出来る事を自分で見つけるから、そうなるんだろうと言える。
 しかし、自分の理想が何時までも自分の身から乖離した所にあるっていうのは、理想がプロ競技者だったり他人どまりになる。そして、他人の行為をトレースするに留まるって言うのは、言ってみれば、人間的な成長が不完全な状態なのかな?って印象だ。

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コメント

 そうですね、発信する側も、求める側も注意が必要ですね。
 スピードオーバーの件、昔、KR250でパトカーを振り切るビデオを送りつけて捕まったのを思い出します。

投稿: 壱源 | 2010年3月12日 (金) 08時29分

好奇心や理想像のエスカレートはありがちですね。
犯罪は別にして、方向としては無駄遣いや時間の浪費などに行きそうです。

自分の中で済んでいるうちは趣味や生きがいみたいなものだと思いますが、ひとに語りだすと少し違ってくるのでは?
特に嘘や誇張が加わると迷惑な存在と言えるでしょう。

先日スピードオーバー動画をアップして捕まったひとも、プロライダー妄想みたいなものを誰かに見てほしい衝動に駆られたのでは?


投稿: yama | 2010年3月12日 (金) 08時24分

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