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2010年3月26日 (金)

傷の治し方~モイストヒーリング~

 昔は怪我の治し方は早く乾かして瘡蓋を作って治すという考え方だったようだけど、最近は湿らせたまま治すとい考えかたらしい、、、

 昔の考え方が乾燥理論によるものらしいけど、1960年代以降は湿潤環境理論が登場し、その優位性、重要性が証明されて現代は湿潤環境理論による治療方法が行われているんだそうだ。
 これを湿潤療法と言うらしく、傷からの滲出液を利用して治すんだそうだ。この滲出液には組織の修復に重要な細胞成長因子、サイトカイン等が含まれており傷を治すのに有効ということ。

 でも、額の擦り傷の場合、滲出液っていうのが夜中の内に目と目の間に堪って不快な感じがこの上ないのだ。今回の場合、この滲出液が滴る程に溢れまくっており、正直、邪魔でしょうがないのだ。

 ただ、こんな理論が今のトレンドなんだそうだが、同程度の腕の擦り傷は、2日後には傘蓋が取れて終わっている。果たして、湿潤環境っていうのはホントに速く治癒するのか?っていうと、正直、疑わしい。
 色んな解説を読んでいると、早く治る、綺麗に治る、、、、治るイメージのアニメーション等もあるけど、体験上だけど、傘蓋が出来て治った箇所に傷の痕跡を探す事が出来るか?というと、これまた、そうでもない。年数と共に判らなくなっているというのが実感。

 自分の考えとしては、何事も自然が一番なのである。大昔、擦り傷は乾燥して勝手に治っていた筈。原始人と迄は言わないが、太古の時代に湿潤環境をつくる治療剤があったとも思えないし、そんなモノが無い時代に、自然治癒の過程が湿潤環境となりうる状況があるか?というと、想像し辛いのが正直な感想。

 個人的には、傷を長期間覆う必要は無く、サッと治すっていうのが道理に適っているように思う。外傷っていうのは、生活活動では不可避な障害。そんな不可避障害は、ほったらかしが一番では無いのでは?人為的な処置が必要なのは、骨が折れた、砕けた、飛び散ったという怪我で、それでも位置関係さえ固定したら、過度なケアは不要かな?というのが自分の意見だ。

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