グリップの太さ
ダンベルバーのグリップの太さ、僅かな違いで印象が随分と異なるものだ。太いのが良い、細いのが良い、、、諸説飛び交っているけど、正直どうか?っていうと、断定し辛いものである。
ダンベルの場合、片手でバランスを取りながら動かすのだが、この片手でのバランスというのが曲者。そういうモノで、太さが、どのように影響するか?が問題である。
ダンベルの場合、床に置いた状態から動かす状態に持っていく時、必ず手首のスナップで手首の上に載せる。色んな説があるが、尤もらしく感じても、それは違うだろうな?っていうのは、太さによって関節部から重心に到る距離が変わる事で実荷重の差が生まれるって考え方。直径が1ミリ、2ミリ、或いは5ミリ変わっても、実際にバーの中心から手首迄の距離は変わらない。
それよりも、、、径の違いによるバー周長の違いの影響の方が大きいだろう。径が1ミリ太くなると周長では3ミリ以上大きくなる。これを握ると拳の開き方が変わる。拳の開き方の違いに伴う上腕の収縮状態の変化によって出せる力が変化する方が影響としては大きいのでは?と考えている。
それから、太い、細いを比較すると、細いバーの方が重圧面積が狭くグリップのあたりは強くなる。それで局部は痛くなるのは当然かもしれない。
しかし、ダンベルのように不安定なモノをバランスさせる時、バランスの作用面は広い方が楽なのも確かである。
こんな事を考えると、ダンベルのグリップの太さっていうのは、ダンベルの使い方次第かな?というのが結論として行き着く。
大荷重で手首のスナップを除外した動作。上腕から胸部を鍛えるようなフライとかプレスなら、大きめの荷重+太めのグリップが良さそう。
定荷重で手首の運動が入り、速い動作の場合、小さめの荷重+細めのグリップが良さそう。
まぁ、考え方次第だけど、ずっと使ってみて良い具合と感じるのは、このような使い分けだ。
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