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2010年3月16日 (火)

○○ship

 昔、産官学の共同研究で業務していた事がある。
 企業からは自分一人、学からは教授、助手、留学生、官からは技術センター技官という構成だ。プロジェクトには企業毎のテーマで集い研究を行う。研究では、基本は官の技官さんと一緒に研究を行うのだ。
 研究業務を行っている最中、業務外の付き合いが生まれ、未だに年に一回程度当時のメンバーが集まり同窓会のような宴会が開催されている。そういう会合が持たれるっていうのは、技官さんを通して、業務とは別の人間関係が繋がり、研究会や学会の後の懇親会等で私的な交友が生まれる訳だ。こういう関係が、業務におけるパートナーシップってモンだろう。

 こういう関係は、色んな所で生まれる。身近なところでは、例えば、企業の経営者、重役との間に生まれる事がある。勤務先の企業の場合もあれば、外部企業の場合もある。そういう関係の発端は、業務だけど、業務で生まれる人間関係の中で、趣味の広がりから個人的交友に繋がったりっていうのは少なくないし、そういう各所における別個の交友関係の先で共通の友人に突き当たったり、、、こういうのも少なくない。業務外の繋がりが密接になると、お互いの家庭を行き来したり、そういう関係になる。これもパートナーシップだろう。

 このような関係は、発端こそ、業務であったり店と客の関係であったりするけど、その先に繋がる事で生まれるものだ。

 考えてみれば、発端から発展した世代を越えた友人的な関係である。思えば、色んな業種にそういう友人的な知り合いがいる。こういう人との関係は、フレンドシップとはならないかも知れないが、パートナーシップと言える関係だろう。利害や業務の上だけど、それ以外の繋がりが強いのである。

 仕事柄、職場巡回を行う事があるけど、色んな職場を歩きながら、そこで働く人との共通の話題を見付けながら毎日声掛けて歩いている。これを続けると、お互いに面識が生まれ、出会った時には笑顔がこぼれる。こういうのは大事にしたい。

 しかし、そういうフレンドシップに繋がるようなパートナーシップが築けない関係も少なくない。正直、苦手な別部門の責任者なんかには、そういう気持ちが持てず、事務的な受け答え以外が無い場合も少なくない。なるべく、そういう事務的に片付けるのは避けたいが、事務的を望む人が居るのも現実。最近は、敢えて「調子はどう?」なんて声掛けたりするのは、止めてしまおうと考えている。別に併せる必要は無い訳だ。事務的な場合は冷静に数字だけで、実績だけで判断すれば良いのである。別に何しようが関係無いと言えば関係無い訳だ。

 自分自身はなるべく、そういう事務的な応対は避けようと思うけど、人それぞれだから仕方ない。

 ここで思った。○○シップのシップっていうのは、その先が生まれるか生まれないかで有無が決まる事なのかな?って事。ってなると、シップが無い奴っていうのも、案外居るモノである。
 あんまり、面倒くさい事は考えないようにするのが一番だ。別にシップが無いから毛嫌いするとか、いじるとか、そういうのでなく、業務連絡に特化するだけで、その先の交友を遮断するだけだから、どういう事は無いのだ。イメージ的に、『○○さん、○○さん、三番線に○○行き急行到着しま~す』ってノリなだけである。

 

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