パリ・ニース、プロローグ、TT
日曜日の夜中、チャンネルを回していたら自転車レースが中継されていた。Jsports1だが、パリ・ニースの初日のTTである。距離で8kmながら途中三級の峠が含まれたコース。上りが在っても、下り+追い風で最高速度で75km/h近く出るコースだが、このコースを11分前後で走り抜ける。アベレージで43km/h前後というもの。
コースは最初の1.5kmで60m上り(4%)、その後平坦、途中0.8kmで60m下り(7.5%)、1.6kmで60m(3.8%)上り、残りの2.5km弱を平坦って感じ。下りは相当に速度が出そうだ。
去年は別のレイアウトだけどアベレージは9.3kmを50km/h越え、、、、この辺りが、競技者のパフォーマンスなんだろう。50km/hを9kmとか、40km/hを8kmとか、、、そういう次元は、素人なら追い風+下り勾配が続かないと難しい速度域。それを起伏が富んだコースで実現するのが凄い。
較べちゃいけないけど、平坦路で12km前後を140bpmで35~40km/hで走る事はあるけど、起伏が在ったら無理。ましてや45km/h以上を持続できるというと160bpmで最大で3km程度が限界。50km/h以上となると185bpmで1km程度だ。でも、スーパーマン達は、起伏のあるコースを8km以上で40km/h以上、、、、絶句である。
時間にして11分弱のレースだが、有酸素運動というよりも無酸素運動に近い領域では無いだろうか?印象的には、TTでは後からの撮影映像が多かったが、一般に脚が細い?と言われているコンタドール選手でも、えげつない太さの脹ら脛、、、、真後ろからのアップ映像は遠目からの映像とは全く異なる印象を与えるもの。
因みに、二日目から最終日迄は、Jsports Plusでの放送だそうだ。初日のみJsports1だった。
ステージレースも面白いけど、個人的にはTTが一番好き。全力疾走する光景、これは何にも勝るインパクト。特に個人TTは駆け引きもクソも無い。運、不運に左右される事はあれど、基本は一人で全力疾走。ここに圧倒的なパフォーマンスが見れる。
バンクの競技でも面白いのは個人TTだ。ロード競技では一般道を使った数キロ以上のTTが最高に面白い。短距離ならバンク競技、数キロ以上ならロードTT、これが一番面白い。
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コメント
でも、思ったのが所詮人間棚って事ですね、、、、
50km/h、60km/h、、、確かに凄いですが、機材+条件で素人でも一瞬は入れるのも事実です。
これを維持するのが凄いのですが、それでも100km/hは出ない訳で、マキシマムな性能に生物の種類としての限界が見えるような気がします。
投稿: 壱源 | 2010年3月10日 (水) 23時33分
時間の壁を越えようとする人達は、凄いですね。
投稿: クマ | 2010年3月10日 (水) 18時44分