勉強?
最近のニュースで目を引いたのが二つ。
一つは、脳トレは効果があるとは言い難いという報告。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100421-00000518-yom-sci
もう一つは、幼児期、幼年期からの教育の効果は小学生で消えるって報告
http://inter-edu.com/forum/read.php?1114,1698750,1698956
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100426-00000001-aera-soci
である。これは、何となく感じていた事で、自分の子供の教育では早期教育もさせていないし、脳トレ等の知育系ゲームも殆どノータッチ状態となっている。
これは、自分の長~い塾講師経験でも、幼少期から習い事をガンガンやってきた子供と、そうでない子供を見比べたりして、その差が見えにくい印象があり、寧ろ、その親の思想の違い、家庭環境の違いが子供に影響しているような感想を持っていたのだが、それを裏付けるようなニュースだ。
実際、育児においても、上の子は結構手を掛けていたけど、下の子は結構ほったらかし。でも、出来る事に差違は無いし、物によっては下の子の方が成長というか物覚えが早いと思える事も少なくない。
勉強や習い事、、、そんな事、やりたいといったとしても、子供の世界で誰彼がやっているから!って理由が殆どだけど、日常の過ごし方を見ると、そんな習い事をして子供の時間が足りているか?っていうと、人目で無理って判断となる。
それ故に、どうせ初めたとしても、時間が無くなるし、子供が考えて活動する時間が減るデメリットの方が多いかな?という判断で、タイトな生活をさせないようにしている。
そんな理由で、基本はほったらかしなんである。
最近は、子供を外が小学校で怪我をするだけで、大変なようだが、我が家では、子供が『血が出た』っていうと、『何色?』って聞いて、『赤』と答えると、『緑でなくって良かったね!』って言う程度だし、痛がっていても、見た目大丈夫そうだと、過度には介抱しない。
まぁ、自分自身が裂傷、擦過傷、骨折、骨にヒビ、捻挫、脱臼と色々経験してきて、その痛みがどうで、そういう状態になると、どうなるか?っていうのを知っているから、見た目で問題かどうかを、自分の眼で判断して病院に連れて行くかどうかの判断を行っている。
すると、今のところ、病院に行かなければならないという状況は極稀で、基本は怪我しながら大きくなれば良いという考え方だったりする。
自由な時間があるから、自由の発想と欲求が生まれる。自由に動き、危険を体験するから、何が危ないか?を身を以て理解する事が出来る。それが一番という意識だ。
無理に色々習わせて、そこで競わせて、定型的に誉めるという育て方もあるようだけど、誉める事はあっても、煽てる事は絶対に無し。誉めるのは、結果が伴っていなくても、結果を得るために頑張った行為を誉めるだけであり、頑張らずして結果を得たような事例を誉める事は無い。何でも誉めていると、多分、舐められる。付け上がらせるだけ。
これは、育児でも、生徒、社員に対する教育でも一緒。頑張っていない奴は決して誉めない。最近は、誉めると煽てるの使い方を判っていない奴が多いように思う。
基本、勉強でも遊びでも危険でもだけど、子供に勝手に体験させて自由にさせるのが一番という考え方。でも、こういう考え方は少数派のように思う。
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コメント
一番大切なのは、瞬間で自分の欲求を生み出す事ですね。ゲームには欲求を生み出す部分が欠けますし、詰め込み暗記も然りです。
自分で意思表示する基本が会話であり、会話こそ脳の活性化に最重要ってのは理解できます。
投稿: 壱源 | 2010年4月24日 (土) 23時29分
思い当たることが有ります。
車好きな親の影響で、就学前に車の名前と形を結構多く覚えて居たそうです。今は思い出せないし、どの車を見ても名前がわかりません。
脳トレも、ひたすら問題を解く事よりも、他の人たちとのお喋りなどの交流の方が、頭が活性化して来るようです。認知症に成っていると言う人達を見ているとその変化が良く判りますね。
投稿: クマ | 2010年4月24日 (土) 23時05分