« 読み | トップページ | KB979683でエラー? »

2010年4月14日 (水)

ダンベルの選び方

 ダンベルで廉価品というと、スターナットでスクリュー式ロック+メッキのウエイトという構成。これが一番安価で数多く出回っている。このタイプの場合、シャフトのバーの直径は28mmタイプが一番多い。

 しかし、ダンベルのオペレーションをしていると、片側のロックがどうしても緩みがちになる。ナットとプレートの当たり面には周り留め防止?のゴムのリングが嵌め込んであるけど、殆ど無力。
 さらに、グリップが微妙に細いの問題だし、プレートを複数枚装着すると、バー側のプレートを支える部分が雄ねじ形状故に、局部的な強い当たりが繰り返し掛かることで、雄ねじ部表面のクロームメッキが剥離するのが難点。このクロームメッキは剥離しないのであれば良いフィニッシュだけど、剥離すると結構危険な剥離片となる。

 そんな訳で、危険なメッキの剥離片がなるべく出ないのが扱いやすいダンベルだろう。メッキの剥離片が出てくる理由は、堅い物同士の衝突が原因であり、剥離しやすい場所っていうのは、材料の角部分。角部分の衝突があれば、そこから剥離片が出てくるのだ。

 ということで安物のダンベルで使いづらいのは、、、

1.緩みやすいスターナットによるスクリュー式ロック
2.メッキ仕上げの角が角張ったプレート
3.メッキ仕上げのスクリューロック式シャフト
4.細すぎて使いづらい直径28mmのシャフト

 というところ。
 この辺を考慮すると、使いやすいダンベルは、

1.周り留め溝にボルトをねじ込んで固定するロック
2.ラバーコーティングダンベルプレート
3.メッキや塗りならば角丸めしたプレート
4.最低でも直径30mmのシャフト。出来ればローレットタイプ。

 という感じ。特に長いシャフトに複数のプレートを付けて高重量とする場合、雄ねじ部のメッキが簡単に剥離するのでダメダメだ。複数のプレートをスターナットで固定しようとすると、簡単に緩む。緩んでも外れないようにするには、シャフトが相当に長くないとだめ。

 そんな訳で、何も判らない内に揃えたクロームメッキフィニッシュで角張ったプレートのダンベルは随分と組み合わせ方を変えている。

 高重量で複数のプレートを使うものには、ローレットタイプで金属地肌が出たシャフト。このシャフトはプレートの固定部に周り留め溝が切ってあり、プレートを固定する際にはロックカラーを嵌めて周り留め溝に対してボルトをねじ込んで固定するもので確実な固定が出来る優れもの。ミズノのダンベルシャフトである。バーシャフトの直径は29mm、グリップ部はローレットタイプで35mm程。因みに長さは440mm。バーシャフト自体も5kgの重量級だ。
 固定が確実で供回りも無いのでクロームメッキのプレートでも問題無く使えている。

 片側で15kg程度のダンベルでは、スクリューシャフトを併用しているけど、これにはスクリューナットを二丁掛けのロックナット式で使っている。それでも緩むけど、緩む頻度は随分と減少した。更に、片側5kgのダンベルでは身体に密着して使う場合もあるので、プレート外周部には自転車のバーテープを巻いて、その上を更にビニールテープで巻いて使っている。これでエッジ部のメッキ剥離片が出てくるのを防止している。こうすると結構使いやすい。

 しかし、将来的にはダンベルのシャフトは全部スクリューシャフトは止めて、プレートはラバーコーティングタイプに切り換えたいのがホンネだ。でも、ダンベルの道具は結構高価故に使える内は使うというパターンだろうなぁ、、、、まぁ、スクリューシャフト式もアホみたいにプレートを重ねて使わないなら手軽で便利なのは間違い無い。シャフト端で5枚とか6枚、シャフト一本で10枚とか12枚を重ねると、どうしても緩む。ロックする枚数が二枚程度なら大丈夫だけど、ロック枚数が5枚以上では不向き。そういう場合は、スリーブロックの方が安心だ。ただ、ダンベルの良いところは小重量のプレートの組み合わせを変えて部位毎に負荷を微調整出来る部分が魅力だから、高負荷となると大きなプレートが使いたくなるのもの、、、、この辺りをどう考えるか?が、ダンベル選びの好みになりそうだ。

|

« 読み | トップページ | KB979683でエラー? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ダンベルの選び方:

« 読み | トップページ | KB979683でエラー? »