内閣支持率とか
昨年、自民党から民主党に政権交代して半年以上が経過した。
当初は、事業仕分け等々での注目度から高い支持率を得ていたけど、鳩山首相、小沢幹事長の政治資金問題がマスコミに取り上げられ、更には、普天間基地の問題、高速道路の問題等々で支持率は急降下している。
別に民主党を弁護するつもりはないけど、今まで50年以上続いた政治体制と社会システムが半年程度で変わる訳無いというのが率直な意見だ。半年如きで革新的に変わる訳ないのだ。政治体制と社会システムが出来上がった状態では、それに密接に絡まった様々な利権にまみれているのが現実だし、その50年という年数で固まった形というのは、変化に対して頑固に抵抗するモノだろう。
そういう事を考えると、半年で変わるかどうか?っていうのは、変わる方が可笑しいのである。選挙が近いと言う事で、色んなマニフェストが飛び交っているけど、今と違うやり方を押すには、今のやり方になった経緯を明らかにすべきであり、どこかに、悪があるのである。政権が固定していたために、どうせ判らないだろう的な意識が癒着、汚職、利権構造になっているのだろうから、過去に何が矛盾を孕んでいたか?というような、その部分を明らかにする段階が今の段階なのだ。
そう、今、何が必要か?っていうと、変わる事ではないのだ。過去長きに渡って気付かれた政治体制、社会システムの時代遅れになった部分、過去の負の遺産を責任を問わなくても良いので、白日の下に曝すことが一番だろう。
責任追及すれば、何も出なくなる。大事なのは、膿みを出すことであり、責任を追及することでないのだ。
そういう意味で、外務省で岡田外相が行った密約の暴露っていうのは、自分としては非常に理に適った行為だと思う。
各省における矛盾、密約、嘘を明らかにするという事が、将来に禍根を残す嘘を今後付かなくする処方箋となるのでは無いだろうか?
何かを変えたいのは判るけど、変える前に、変える理由となる過去の問題を洗い出す作業こそをガラス張りに行って貰いたいものだ。
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