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2010年5月 1日 (土)

何処も一緒

 先日、中国の上海万博のテーマソングが岡本真夜さんの発表曲のパクリ騒動が報道されていた。曲のリズムを聴くと殆ど同じ曲であからさまだな!って驚きを隠し得なかった。
 中国っていうと、そんな著作権盗作疑惑ネタは事欠かない。アニメキャラクター、ゲーム、単車、ブランド名等々からパソコンのソフトウェア等々に到るまで凄まじいものだ。

 しかし、やり方は様々。オリジナルを模倣しながらも、微妙に一字だけ変えるとかしてオリジナルとは違うという主張をしているモノから、本物のブランド表現迄模倣してイミテーションである事を真似るってモノ迄様々である。

 まぁ、ブランドを詐称するか、しないかの違いは在るけど、それで詐称しないなら良いという感覚が、上述の音楽ネタだったり、似すぎたアニメキャラクターを大量に生み出しているのだろう。

 ドラエモンのようなもの。ディズニーのようなモノ。クレヨンしんちゃんのようなもの。これは、明確にオリジナルであると主張していない場合、それはOKという認識なんだろう。

 そういえば、日本のスクーターそっくりの中国スクーターっていうのも数多くあるけど、日本のスクーターを型取りしてボディを作ったのが直ぐわかるようなモノも少なくない。笑ったのは、日本のスクーターでは入っていないキャラクターラインのようなモノを見つけた事があるけど、行き着けのショップで話を聞くと、このオリジナルのスクーターは転倒すると、その部位の外装が割れる事が多く、その割れたヒビ自体を表現しているんだろうって話で笑った事がある。

 でも、こういうのは過去を振り返れば、似たようなモノは結構あったように思う。

 日本の電化製品、自動車は殆どが欧米の製品の模倣から発展しており、模倣に対して当時の先進国が寛容だったんだろうと思う。そういう製品から身近な製品でも、アディダスならぬ、アドダスとか、そういうのも記憶にある。

 今の時代、日本の企業はブランド詐称に拘わらず、自社の製品の模倣で別ブランドに対しても神経質になっているけど、その一方で、他社製品を解体してスケッチ、計測して図面を起こして自社製品として発表しようとする姿も各所で見られる。

 結局、やっている事は同じ。模倣する一方で、模倣されると怒る。何だか御都合主義的な感じである。

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コメント

 オリジナルっていうのは難しいですよね。
 勤務先では、ライバル企業の製品の模倣でも、自分の会社で図面を起こせば自社開発っていってます。
 企業の社風で開発という意味も、独自性って意味も違います。

投稿: 壱源 | 2010年5月 2日 (日) 22時26分

 日本も、模倣した時期がありましたが、やはりオリジナルな物の方が売れたのではないかと思いました。
 万国博覧会でも問題が出ているお隣の国でも、オリジナルな物を考えていただいた方が、長い目で見て有利なはずですね。

投稿: クマ | 2010年5月 2日 (日) 20時53分

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