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2010年6月 8日 (火)

自転車の集団暴走は許されるか?

 自転車の集団走行について。

 スポーツサイクルの走行練習を公道で行うことに批判的な意見がある。論法としては、車や単車の走行練習を公道で行う事=暴走行為だから、自転車でも許される筈がないのだそうだ。論法的には、公道は生活のために存在するので、そういう風に乗り物に接することはナンセンス、、、、らしい。

 でも、道路をスポーツの練習で使ってはダメで、生活のためなら良いっていうのは乱暴すぎる。生活のためっていうのは、突き詰めれば私的目的であり、商売のためだったり、レジャーのためだったりするので、スポーツ練習のためがダメというのは、基本有り得ない。

 スポーツ練習のために公道を使って何が悪い?というのが正直な意見である。そして、別に、自転車に限らず、単車、自動車の何でもスポーツ走行の走行練習のために使っても良いと思うのが持論だ。

 目的がどうか?ということで無く、他に迷惑をかけるかどうか?が一番であり、迷惑をかけさせない目安というか基準、ガイドラインが法律なのである。法に従ったら迷惑をかけて良いか?というと、それもダメであり、基本は他者、他の交通の迷惑にならないというのが大前提なのだ。

 車でも単車でもだが、迷惑掛けないなら全然OKなのだ。当然、自転車でも同じである。

 自転車がレーシーな格好して公道走っても何も悪くないのだ。集団で走る事も他者との遭遇が無いのであれば全く問題ないだろう。

 しかし、他者との遭遇が無い公道っていうのは、基本有り得ない。公道を集団で走るときは、特に注意が必要なのだ。

 集団で走る時に守るべきは、、、、、、純粋に二つだけである。それは、、、、

1.絶対に速度に応じた車間距離を確保する。
2.二輪だろうが四輪だろうが並進は絶対に行わない。

 これだけだろう。

 車間距離、車なら30km/hで6m以上、40km/hで12m以上、50km/hで20m以上、100km/hなら100mというもの。これは自転車でも当てはまるし、単車でも当てはまる。自転車の場合、30km/h程度が多いだろうけど、こういう状態では、6m以上だから車一台分以上の距離をあけて走るのがルールである。

 連続で走行するとき、歩道で連なって走る時は、歩行者は自転車に連続して抜かれるのは恐怖を感じるだろうし、車道で連なった自転車を車が抜くのは恐怖を感じる。抜いて抜かれてを考えると、その並ぶ瞬間が一番危険な訳であり、その危険が一台単位で終わるには、やはり、車間距離が6m以上は必要なのだ。これが公道で守る最低限のルールだ。

 この車間距離+一列走行を守っていれば、自転車に限らず、どんな車両でも複数で走ることは決して悪ではないと思う。

 自転車の集団走行風景を見かける事は少なくないけど、この車間距離+一列走行を守っている例は極稀、、、、そういう意味で、自転車の集団走行は自分の考える範囲では、集団暴走に見えるのは確かな事実だ。
 自身、ソロが好きなのは、集団=暴走になりかねない意識があるのも理由の一つなのだ。

 今度、ブルベスタイルのサイクリングを計画するけど、一列基本で、車間は5m以上確保というのは、このような思いが背景にあるのは否定しない。

 自転車でも単車でもだけど、連なって連続して集団が走るのは、走る本人が思うけど、正直カッコイイモノではない。ソロで走ると気に留められないけど、集団で走ると他者の意識に残り不快感を与えかねない。不快感を与えた瞬間、その行為はアウトだ。スポーツ走行はOKだけど、やはり複数走行には注意が必要なのだ。

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