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2010年6月24日 (木)

大事にする心

 先日、ニシダサイクルさんにて一台のロードの修理待ち車両を見かけた。
 and design worksって書いてあるバイクだ。そう、ネットを中心で激安価格で販売されているロードバイクだけど、これを初めて見たのだ。

 確かに安っぽい構成だけど、壊れ具合、汚れ具合を差っ引いて考えて、これはどう?って見ると、、、、別に問題ないような印象。
 車両はアルミフレームのモデルであり、Rメカのブラケット自体がひん曲がった状態で酷使された様子が伺える。しかし、メインコンポはシマノのA050、前ダブル、後7速で割と普通なのだ。修理の必要箇所は、衝突によって豪快に変形した前輪、Rメカ周りだけど、これが受けたような衝撃は、数十万円の高級自転車だって同じ以上の損壊を招くのは晃かである。

 これ見て思うのは、結局、乗り手が大事にするかどうか?であり、車体で29,800円だから雑に扱う。それ故に、壊れるというだけのように思う。

 これとは別に、会社で女子社員の話を聞いた。

 街乗りには、高級車では盗られるのが心配だとか、、、それに対して、旦那さんの意見が安物自転車はブレーキが効かないから危ないとか、、、、

 そういうのを考えると、一般的には、安物自転車は作りが悪く事故に遭いやすい、、、、しかし、安いから大事にしよう!って気持ちも沸かない。っていうのが世間の認識なんだろう。

 でも、安物自転車でも整備の上で不良箇所を解消すれば、特に問題が無い。安物自転車の代名詞はシマノ6段変速、シマノブレーキとか書いてある事が多い。全てがシマノ製という訳ではないけど、普通に機能する部品が使われているのも事実。少なくとも、新品状態では機能不良というのは稀だ。

 安物自転車の安価なパーツの特徴は、手入れせずに使い続けると修理不能な状態になりやすいだけであり、手入れ不足が破損を加速させている側面が大きい。
 安いから手入れしない、手入れしないから傷みが深刻化する。そういうモノだろう。

 高級車でも手入れしなければ一緒だけど、不思議なもので価格が高いと人は大事にするもの。これが、安物ボロ伝説の一端を担っているような印象だ。

 まぁ、自分が自転車の部品を交換する時、手入れしない人が乗る場合、傷みが深刻化しないようなパーツに交換する事は少なくないけど、新品時に劣化耐性の無い部品を交換するためであり、それが機能しないから!という訳ではない。
 ブッチャケ、自転車を見ると、スーパーで売られている2~3万円以下の自転車も十数万円の自転車も、一緒だろ?という感想。

 大事なのは、キッチリ納車整備されているか?部品毎の機能持続時間に見合ったメンテナンスが施されているか?と言う事だろう。だから、モノよりも、モノに対する手間の差が価格の差という方が高級と安物を分ける要素だと考えている。それと、使う側の大事にする心がモノの保ちに大きな差を生んでいるのだろう。

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コメント

 持論ですが、人も物も、自分が思う程に応えてくれると思います。手間を掛けて、時間を掛けたモノや事柄、手間を省いて結果だけを得たモノ、必ず効果や結果が違うモノですね。

投稿: 壱源 | 2010年6月24日 (木) 23時45分

 そうですね。手間を掛けただけ自分に返って来ますね。私のシティサイクル(BS製、ベルト、単速)も、タイヤとブレーキシュー、ブレーキワイヤーを交換しながら。先日後輪車軸のベアリングを交換しましたが、15年働いてくれています。そろそろ紫外線で傷んだライトの交換時期です。

投稿: クマ | 2010年6月24日 (木) 22時46分

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