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2010年6月 1日 (火)

グッドバランス

 この週末も単車に乗った。
 最近乗るのは、SV、CXが多い。本気で峠に行くと言うよりも、生活圏を中心としたチョットした瞬間の曲がり角自体でも楽しみたいという思いが多いからだ。

 SVもCXも面白い。馬力的、トルク的には似たようなモノだが、一番大きく違うのが車重である。一方は乾燥重量で175kgくらい、一方は220kgをオーバーする。この車重の違いが特に大きい。

 機関の動力性能的には、街中で楽しむには十分過ぎる以上の能力を持っているけど、自由自在に扱うような場合、例えば、フルロックでのUターンとか、或いは、狭小路から本線に90°旋回して合流するような瞬間とか、道幅で3m未満の峠道を走るとか、、、そういう状況では、やはり重い車体よりも軽い車体の方が扱いやすい。それでもCXはアップライト故に振り回す事は出来なくはないけど、やはり重さを感じる。SVでは若干の前傾ポジション+長めの車体だけど、絶対的に軽量というのは大きな武器である。軽くても前傾度が強く、切れ角が小さく、立ちの強いガンマとも違う扱い易さがある。

 SVに乗ると、街中での信号からのダッシュで交通の流れを初っ端でリードし、後は車の流れと同じ速度ながら距離を持って流すような走り方でも実に心地よいし、車の流れで走ってもトップギアで走行することも出来る。狭小路、団地の小道でも自在に扱えるし、切り返しからUターンでも原付感覚で扱える。

 馬力、トルクが強力だと、市街地で低いギアの使用が頻繁となりオーバーヒート気味となるし、これより重いと団地の小道、狭小路で軽快感が損なわれる。シグナルダッシュでも5000rpm未満でサード辺りまでで心地よく加速して気分も良好だ。勿論、高速、バイパスでも3桁速度域入口を遙かに越えるので無ければ、何の不満も無いというか、道路を走る上での自分のビビリミッターが作動する範囲では不満は無しだ。ブッチャケ、高速道路を含めて150km/hを越える速度は自分にとっては必要無い。

 オートバイ、4ストロークバイクでは550~850ccくらいのクラスが一番楽しい。それに気付いたのは随分と昔だけど、色んな場面で使い込んでいくと、やはり、それを再確認する。

 車重については、操縦性、ポジションの兼ね合いで色々だろうけど、基本的にパワーユニットとしては、このクラスが一番楽しいような気がする。650ccクラスでリッター100PS前後のエンジンというと、比較的余裕あるセッティングである。長持ち+必要十二分、、、、何となく、昔から、ミドルクラスが通向けっていう言葉が今更ながら理解出来るような気もする。

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